アジアンプリンス日記

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ベトナム駐在員のメモです。遊び先、金融、不動産、法律、レストラン、生活、日々蓄積した情報で、ベトナムに関わる方の役に立てれば幸いです。(上記の「アジアンプリンス日記」をクリックすると、記事一覧を見ることができます。)

ベトナム株の始め方ガイド

これまでベトナム株に関する情報を発信してきましたが、改めて、自分の人生で多くの時間を過ごしたベトナムと、そのマーケットへの投資に貢献するため、本記事にまとめてみました。

 

 

ベトナム株とは

世界市場の中での位置づけ

投資家の視点で見ると、いまベトナムの株式市場は、世界市場の中で「フロンティア」市場と定義されています。

市場が発展している順で、先進国、新興国、フロンティア、そしてスタンドアローン市場というような区分があり、その中で、環境が整っていないリスク(そして希望?)のある市場ということです。

例えば、全世界株のインデックス投資先として有名な「eMaxis Slim 全世界株式(オール・カントリー:通称オルカン)」のベンチマークであるMSCIのACWIインデックスでは、ベトナムなどのフロンティア市場は含んでいません。

ベトナム政府は、「フロンティア」から「新興国」に格上げできるように頑張っているよ

ベトナム株式市場では、外国人投資家の取引に制限があり、多くの銘柄が、基本的には、発行株式全体の49%までしか、外国人投資家が所有することができません。

これを、FOL(Foreign Ownership Limit)と言いますが、これがフロンティア市場のままである主な理由の一つと言われています。

参考:過去記事(外国人保有比率の制限)

 

成長性

しかし、その成長性には近年大きく注目されています。

一つが国の経済成長率の高さです。

ここ20年間、ずっと6%程度の成長を継続しています。コロナショックでもマイナス成長にならず、東南アジア独り勝ちと言われていました。(参照:日経新聞記事

上のグラフは、GDP成長率の比較です。米国、日本、タイと比較して、ベトナムがほぼすべての期間で上位の高い成長率を維持しています。

 

政治の安定性

また、良く言われているのが、政治の安定性です。

共産党一党独裁で、四柱と呼ばれる共産党序列1~4位の最高幹部の集団指導体制を取っています。

但し、近年汚職摘発の事件が大きく取り沙汰されており、チョン書記長の後任がいない話も聞こえ、若干将来の政治の不安は個人的にはありますが、とは言え他国と比べると政治の安定性は抜群です。党と軍の強い管理で、テロは無いです。

度重なる戦争の歴史からか、米国、中国、ロシアとの関係を始め、外交のバランスも非常に巧みな国です。上記の経済成長と政治的な安定から、日本や韓国をはじめ、多くの国がベトナムへの投資を行っています。

ちなみに、日本との関係も非常によく、今年(2023年)は外交関係樹立50周年で盛り上がっています。また、日本にいる外国人の数で、2番目に多いのは、ベトナム人です。もはや都心のコンビニではベトナム語が通じそうな勢いです。

以下の本はベトナムという国を知る上で大変参考になります。前大使の名著です。

 

実際の株価チャート

(出展:Tradingview )

さて、実際の株価はというと、現在(2023年2月末)、上図のとおりです。

時期をずらすとすぐ変動するので若干恣意的ですが、ベトナムの代表的なインデックスであるVNINDEXは、日経平均や米国のS&P500と比べて、それほど悪くない、かつ、大きく上振れしている時期がある、ということが言えると思います。

個別株になると、1年で数倍に伸びる銘柄もいくつかありました。それがベトナム株の魅力だと思います。

例えば、SSI証券という最大手の証券会社の株は、コロナ期から2年で株価が8倍になったよ!

一方で、急落する銘柄もあり、例えば、SSI証券と同様にベトナムを代表する大企業である、ノバランド(NVL)という不動産企業は、とある事件により、ここ半年で87%ほど低下しました。そして今(2023年2月末)、経営破綻の可能性があります。ひどいのは、Phat Dat不動産(PDR)という同類の会社も同様の値動きをしており、実は、前述のSSI証券も先ほどの最高値から直近の最安値まで70%程度下落しており、すべてここ1年くらいの話です。

2023年2月末現在の市況もあまり良くないですが、その中で大きく上がっている銘柄もいくつかあります。銀行セクターが代表的で、Vietcombank(VCB)は史上最高値更新、BIDV(BID)もそれに近づきました。

結局、大きく上がり、大きく下がる、そして将来も大きく上がる可能性が高い、というのがベトナム株式市場の特徴と思います。

 

ベトナム株の始め方

私のように、海外在住で日本の非居住者は、日本の証券会社が使えないこともあり、現地証券会社で取り引きすることになります。

ベトナムに住んでいる人は、私と同様、ベトナムの証券会社で口座開設をして取引をすることになります。

 

一方、日本に住んでいる人は、いくつか選択肢があり、以下のとおりです。

日本の証券会社で個別株を取り引きする

日本では、SBI証券、岩井コスモ証券、アイザワ証券、むさし証券などがベトナム株を取り扱っています。

<日本の証券会社で取り引きする場合の特徴>

・NISAが適用可能

・手数料が高い(最低でも一売買につき、5,500円~6,500円程度)

・安心感がある(日本人がサポートしてくれる)

・銘柄が限定されている(優良銘柄を抽出してくれている?)

(出典:筆者作成、2023年2月28日時点)

 

この中だと、SBI証券はネット取引が可能で、最も有名で安心感があります。

SBI証券で 口座開設

 

アイザワ証券は手数料も安く最も現地にコミットしている感じがあり、むさし証券は最低購入金額が100万円からというハードルがあります。岩井コスモ証券はネット取引が無いのがネックです。

現在(2023年3月)、取扱い銘柄数は、SBI証券が、320銘柄、アイザワ証券が282銘柄、むさし証券が26銘柄、岩井コスモ証券は非公開、でした。

 

日本の証券会社でベトナム株投資信託/ETFを取り引きする

個別銘柄に投資するのがハードルが高いと感じる場合、日本の証券会社が、ベトナムの投資信託やETFを扱っています。

 

<国内のベトナム株ファンド>

複数の投資信託があり、例えば、モーニングスターのサイトで探せます。2023年3月時点で、総合レーティング★5つのものは以下です。

・三井住友DS「ベトナム株式ファンド」

 →販売会社:SBI証券(銘柄ページ)楽天証券(銘柄ページ)、など

・T&D「T&D ベトナム株式ファンド 『愛称:V-Star』」

 →販売会社:SBI証券(銘柄ページ)楽天証券(銘柄ページ)、など

 

また、ETFもありますが、国内証券会社で購入可能なETFは少ないです。楽天証券では、以下の3銘柄を取り扱っています。

→楽天証券の検索結果

・ヴァンエック・ベクトル・ベトナムETF(VNM)

・db xトラッカーズ・FTSEベトナム UCITS ETF

・db x トラッカーズ FTSEベトナム・スワップ UCITS ETF

 

ベトナムの証券会社で個別株/ETFを取り引きする

日本に住んでいる人も、ベトナムに行かずして、ベトナムの証券会社で口座開設・取引が可能です。

ベトナムに住んでいる人は、ベトナムの証券会社一択です。

 

特徴としては、

・手数料が圧倒的に安い

・日本語可能な担当者もいる(SSI証券など)

・銘柄が圧倒的に多い(悪い銘柄も多いが)

・現地のETFが取り引きできる

・口座開設が複雑(★このサイトで解説)

・入金が面倒(★このサイトで解説)、但し為替レートは有利にできる

・税金も安い(ベトナム居住の場合)

などなど

 

以下では、現地証券会社で口座開設をして、ベトナム株を取り引きする前提で、詳細を紹介するよ。

 

現地証券会社の口座開設方法

日本に住んでいる場合、ベトナムに住んでいる場合で分けて紹介します。

 

日本に住んでいる場合

ベトナムの最大手証券会社のSSI証券は、日本人をターゲットにしており、日本にいながら、現地の証券会社の口座を開設して取引することをサポートしています。

SSI証券口座開設ページ

以下に詳細を記載しています。

*以下記事で開設後は、このページの下の方を参考に取引してください。

dokic2.hatenablog.com

 

ベトナムに住んでいる場合

現地証券会社はかなりの数がありますが、やはり、SSI証券が最も良いと思います。日本人向けのサポート体制(日本語画面、日本語スタッフ、メーリングリスト、口座開設サポート等)があるからです。

また、大和証券のベトナム株ファンドの目論見書を見ると、SSI証券が助言をしていることが記載されており、日系企業からも信用されいることが窺えます。

 

<開設の大まかな手順>

1.Webサイトで口座開設申請 → SSI証券口座開設ページ

*下の方に記載の、「出金」の箇所に注意事項あり

2.パスポートとレジデンスカードの公証

意外と簡単、かつ、安いです。

SSI証券の担当者が、自宅の近くの公証役場の場所を丁寧に教えてくれます。

公証役場に行った際も、私は担当のブローカーに電話して役場の担当者に依頼してもらいました。

3.書類にサイン

SSI証券の支店に行くか、郵送でもOKのようです。

株式取引のための「間接投資用口座」として、BIDVの口座も作ります。これはSSIと連動しており、BIDV一般口座とはまた別です。

4.口座開設、入金

5.取引

「SSI iBoard」というスマホアプリで取り引きができます。他にWebブラウザや、ブローカー経由でも取り引きできます。

「SSI Mobile」という古いアプリもありそちらの方が好きでしたが、今はあまり取り引きができないように制限がされています。

分からないところがあれば、担当ブローカーが付くので、丁寧に教えてくれます。日本語担当者か、英語担当者が付くと思います。支店に行けば担当者変更も可能です。

 

SSI証券での取引方法

<入金方法>

入金は銀行間振込でできます。

私はベトナム国内の銀行口座(給与口座)からBIDVの口座に入金しています。

なお、Wise(旧TransferWise)を利用してBIDVに直接送金も可能です。(Wiseについては、以下記事参照)

dokic2.hatenablog.com

 

入金の留意点としては、将来出金の際に、ベトナムの国内から海外に資金移動する際に、審査が厳しいということです。担当者から言われたのは、給与口座からの振込か、海外から入金した額しか基本的には海外に送金できないとのことでした

(一般的には、それ以外の入金方法は日本人ではない気がしますが。)。

出元の不明な金額は海外に送れない、ということです。

 

<出金方法>

・ベトナム国内での出金

基本的に株式投資用に口座開設をしたBIDVの 支店窓口に直接行って出金するしか方法がないです(2023年現在)。

その際、BIDVの支店によりますが、担当者が慣れていないこともあるので、SSIのブローカーに事前に連絡して、サポートをしてもらいながら出金すると良いでしょう(窓口で電話してもらうなど。)。

なお、本人でなくても委任状があれば出金できますが、委任状は、委任する人と本人が一緒に窓口に行って作成する必要があります。

・日本の口座への出金(海外送金)

帰任した時に備えて、私はかなり調査して、基本的にできないかなと思っていました。が、BIDVではNam Ky Khoi Nghia支店で間接投資用口座を作ることで、BIDVへ指示して、日本の銀行口座へ送金することが可能と回答です(手数料が300USDくらいかかるので試したことが無いです。)。これはSSIが日本人向けに口座開設セミナーをした際に、日本語担当者が説明しており、詳しく確認したところ、できそうでした。*1

 

<手数料・税金>

・株式の購入金額(株数×購入単価)に0.25%の手数料が発生

・株式の売却金額(株数×売却単価)に0.25%の手数料が発生

・株式の売却金額(株数×売却単価)に0.1%の税金が発生(源泉徴収)

・配当金額に5%の税金が発生(源泉徴収)

日本からベトナム株を購入すると、一取引5,000円以上かかるので、格段に安いです。

ちなみに、ブローカーなしを選択するともっと安くなりますが、いないと手続きを助けてくれる人が誰もいなくなるので、つけた方が良いと思います(支店に直接行けば親切なスタッフはいます。)。

 

<売買の留意点>

・株式購入後、2営業日後(T+2)の午後にならないと売却できません。

・株式売却後、2営業日後(T+2)の午後にならないと売却資金を利用できません。

*上2つは、2022年8月29日より有効。今後変更の可能性あり。

・BIDVの間接投資用口座は、口座維持費用として、50,000VNDかかります。初回の入金時に自動で引かれます。

・ベトナムの非居住者となった場合でも証券口座・BIDVの銀行口座の解約・凍結は必要ありません。

担当者曰く、日本からでもそのまま利用できるとのことでした(もともと外国投資用の口座だからとのこと)。

・外国人投資家の保有比率が決まっています(FPTなど優良株は2019年現在既に購入できない。)。

・流動性が低い株が結構あります。

・信用売りはできません。

・株式配当で割り当てられた株式は暫く売却できません(会社によるが、概ね3ヶ月程度後にならないと売却できないとのブローカーの回答。)。また、59株などHOSEで単元未満の株が余って売れずそのままになることがあります。(*)

こういうところを見ると、日本と比べるとまだまだ発展途上なんだな、と感じます。その代わり、成長度合い・期待は全く逆ですが。

 

単元株未満の端数株の処理ですが、以下に詳細を整理しました。

dokic2.hatenablog.com

 

外国人保有比率の制限

国内の投資家保護が目的で、外国人の保有比率の上限があります。基本は49%で、銀行は30%(30%より下に設定している銀行もある)、航空業界も30%です。この割合よりも大きくなると、買い注文が自動的に弾かれます。

以下の記事に詳細を整理しています。

dokic2.hatenablog.com

 

配当の確認方法

配当の種類、権利落ち日、配当日カレンダー、調べ方など、ベトナム株の配当全般については、以下の記事にまとめました。

dokic2.hatenablog.com

 

高配当銘柄の一覧

また、私が調査した高配当銘柄の一覧は、以下の記事に掲載しています。 

dokic2.hatenablog.com

 

まとめ

いかがだったでしょうか。継続的に必要そうな情報を更新して、このページにまとめていきたいと考えています。

皆様の投資のお役に立てること、そしてベトナム経済の発展に貢献できれば幸いです(^^)

 

*1:このNam Ky Khoi Nghia支店からのみ(理由は確認したが不明)、「直接支店に出向くことなく」オンラインで日本への出金(送金)が可能とのことです。

そしてこの事実は、ハノイの支店のBIDVやSSIの職員も知らない人が多かったです。組織としての回答が担当者によって異なるので信じにくいですが、ベトナムでは良くあることかと思います。

永遠にベトナムに住むわけではない場合、これは外国人投資家にとって非常に重要なことと思います。日本に戻ってもSSIで取引を続けて、かつ出金したい場合、オンラインで送金できる準備をするためには、Nam Ky Khoi Nghia支店で間接投資用口座を作る(既に他のBIDVの支店で開設している場合は作り変える)必要がある、と理解して、私も当初ハノイのとある支店で開設していたのを、切り替えました。

海外居住時でマイホームを貸し出した際の税金の還付について

私は海外駐在にあたり、日本に持っていたマイホームを貸し出したのですが、転貸会社経由で貸したため、不動産収入に源泉徴収がありました。その還付手続きで整理された情報がなかなか見当たらなかったので、参考になればと思い、以下に整理します。

 

前提

・マイナンバーカードを持っていないこと

→海外移転に伴い、自治体にカードを返納しているはずです。

*今後マイナンバーカードを非居住者でも持てるようになる可能性もありますが、その際は、ウェブだけで完結するかもしれません。

・日本に納税管理人を立てていることが前提

→私は日本に居住している母親が納税管理人でした。

・自分のケースは一般的だとは思いますが、あくまで参考としてです

→後は税務署に電話で聞きまくると良いです。

・過去5年以内の還付手続きであること

→翌年から5年後の年末までで、2019年分の手続きなら、2024年12月31日までに申告すれば良いです

 

大まかな流れ

・国税庁ウェブサイトの「確定申告書等作成コーナー」から作成

・上記で、「収支内訳書」と「所得税の確定申告書の2つを作成

・上記で作成した書類をプリントアウト

・上記書類をマイホーム所在地を所管する税務署に送付

・指定した自分の銀行口座に管轄税務署から入金

 

ちなみに

難しそうだと思っていましたが、以外とできます。

恐らく、本記事を参照にして、ご自身のケースが異なるところはそこだけ税務署に少し確認すれば理解できます。

当初色々と損をしないように経費に算入できるものを整理しようとしましたが、周りの経験者とも話したところ、そこまできっちりやっている人はいませんでした(例えば青色申告や減価償却を経費に算入する、など)。

複雑で不慣れなことをやって限界まで還付金を求めるよりも、ある程度まとまった金額が簡単に返ってくることを重視した方が良い、という考え方もあると思います。

また、普通のサラリーマンがマイホームを貸した私のような場合、経費は転貸会社の管理費用、減価償却費、基礎控除だけで、ほとんど賃貸収入を上回ります。そのため、あまり何が何でも経費に、、、としなくても良いと気を楽にしてください。

さらに言えば、金額がそれほど高くなければ、個人レベルでは、税務署もそこまできっちり見ないのではないか、とも思いました。例えば、証拠書類の添付は不要でした。

 

私のケース

・都内の戸建て(建物と土地)を貸し出し

・納税管理人は日本にいる母親

 

事前に用意するもの

・収入が分かる証拠書類:転貸会社から発行される年間収支明細など

・経費に算入するものの金額、証拠書類:

*証拠書類は提出不要だが、何か問い合わせがあった時のために保管しておいてくださいと税務署から言われました。但し、還付が終わった後も、今のところ提出を求められてはいない状況です。

 

確定申告書等の作成方法

現時点で実施した場合の、作成方法を以下に詳細に記載します。以下、全て自分のケースを例に記載します。

収支内訳書の作成

・国税庁のWebサイト「確定申告書等作成コーナー」から、「作成開始」

・(マイナンバーカードを持っていないので)「印刷して提出」をクリック

・「利用契約に同意して次へ」

・今回の作成したい年を選択(過去5年以内のもののみ申請可能)

・「所得税」「決算書 収支内訳書」の2つを作成する必要があるが、まず最初に、「決算書 収支内訳書」を選択

・「次へ進む」

・「青色申告決算書」「収支内訳書」「青色申告決算書(現金主義)」があるが、「収支内訳書」を選択

青色申告を選べますが、不要と思います。個人が持ち家を貸す程度であれば、意外と、諸々の控除額でほとんど源泉徴収された金額が還付される計算になると思います。自分の場合も、青色申告なしでも、源泉徴収額が全額還付されました。

・「不動産所得がある方」を選択

・期間の入力:1月1日~12月31日(年途中から収入が発生しても、これで良いと思います)

・「金額の入力」→「収入金額の合計」

収入金額の記入

・賃貸料→「入力」→「不動産所得の収入を入力する」

 ・貸家・貸地等の別:賃家(居住用)

 ・用途(住宅用、住宅用以外等の別):住宅用

 ・不動産の所在地:所在地を記載

 ・賃借人の住所:「不動産の所在地と同一住所」をクリック

 ・賃借人の氏名:これは本来は転貸会社の名称を記載するべきだと思いますが、画面の仕様上、12桁の制限があり転貸会社名が入らなかったので、私は居住者の方の氏名を入力しました。

 ・賃貸契約期間:8月から入居したので、申告する年の8月~12月としました

 ・貸付面積:契約書などの証拠書類は提出不要ですが、それらの書面を確認して記入

 ・賃貸料、礼金等:転貸会社の年間収支明細等を見て記載

 ・その他の収入、預り金の年末残高:あれば(私は無かったです)

  →(貸し出した物件は一つだったので)「入力内容の確認」→「次へ進む」

経費の入力

・「経費の合計」をクリック

・給与賃金:あれば(私は無かったです)

・減価償却費:「入力」→(減価償却費の計算はお済みですか?で「いいえ」を選んだまま、)「減価償却資産を入力する」(するとこのシステム上で計算してくれます)

他の経費で税務上赤字にすることができる場合は、面倒なので、省略しても良いです。国税庁に問合せたところ、所得税法上は、計上していなくても発生しており、申告漏れとして扱われるだけのようです。

 

 ・減価償却資産の種類等:建物・車両・機械・備品等(定額法)

  →私の場合、2007年4月1日以降に取得した不動産のため

 ・減価償却資産の細目:建物及びその付属設備

 ・減価償却資産の名称:家屋

 ・面積又は数量、取得年月、取得価額:適宜記載

 ・前年末未償却残高:

  →少し計算が必要ですが、以下の国税庁ウェブサイトを参照に計算しました。

  参照1参照2

  私の場合、2015年9月に木造戸建てを取得(以下の取得価額は仮)したので、減価償却率は定額法で0.046となり、下表を作成しました。2020年分の申請をした際の未償却残高は、赤字の16,013,333円となります。

 ・耐用年数:22年(木造住宅用なので)

  →国税庁の減価償却資産の耐用年数表を参照します

 ・本年中の償却期間:12

 ・事業専用(貸付)割合:100.00%

 →すべて終わると、上記表で自ら試算できていますが、システムで減価償却費が自動計算されます。

・貸倒金、地代家賃:なし

・借入金利子:「金融機関への支払い」の欄に、該当年の利子分のみ計上。年の途中で入居して貸し出しを開始した場合でも、入居募集開始から計上してOK(税務署に確認)

・租税公課:年間の固定資産税・都市計画税を入力(納税通知書を見る)

・損害保険料:年額を計上。20年分なら、20で割った数字。(私は火災保険と地震保険の合計分を計上)

・任意科目:ここで、転貸管理会社の管理費用を計上します。空欄に「転貸会社管理費」と入力しました。

私の場合、経費として計上したのは以上です。

 

他はすべて空欄で、次へ進みます。

・納税地情報等:住所はマイホームのある住所

・氏名:納税管理人ではなく、自分の氏名

 

その後、印刷して、PDFに保存、作成用ファイルも保存します。

その後、「所得税の申告書作成はこちら」で所得税の申告書を作成します。

 

所得税及び復興特別所得税の確定申告書作成

収支内訳書の情報を引き継いで、確定申告書を作成します。

ここで漸く、源泉徴収の還付額を明確にし、還付という目的を果たす申請書にします。

 

・申告内容に関する質問:

→「税務署から予定納税額の通知を受けていますか?」は「いいえ」

・収入金額・所得金額の入力:

「不動産所得」に、収支内訳書で入力した情報が引き継がれていることを確認。

源泉徴収税額の入力

ここで、源泉徴収税額を入力します。

免責事項ですが、これは税務署が正式に指定している方法ではないです。

但し、この確定申告書作成コーナーのシステム上、正式な方法がないようです(還付を妨げようとしているとしか思えないですが・・・)。ちなみに、正式には紙で手書きで記載して欲しいとのことでした。

ネット上で他の方が実施していた方法ですが、私も3回申請して問題なかったので、ここに共有します。

 

雑所得→その他→「入力する」

・雑(その他)所得の入力:

 ・種目:その他

 ・その下の空欄:不動産

 ・業務に該当しますか?:いいえ

 ・収入金額:0

 ・必要経費:0

 ・源泉徴収税額:ここに源泉徴収された金額を入力します。

 ・所得の生ずる場所:転貸管理会社の住所

 ・報酬などの支払者の氏名・名称:転貸管理会社の名称

 *下図のような感じです。

 

 →「入力内容の確認」を押下。その後、以下の確認のポップアップがでますが、「はい」を押下。

「【収入金額】から計算した【源泉徴収税額】が入力内容と異なっています。入力内容を確認してください。」

 

→「入力終了(次へ)」

・所得控除の入力:ここも何も入力しません。

→色々な控除項目がありますが、非居住者が控除できるのは、「雑損控除」、「寄付金控除」、「基礎控除」のみのようです(税務署に確認)。基礎控除は自動入力されます。

→「入力終了(次へ)」

・税額控除・その他の項目の入力:ここも何も入力しません。

→「入力終了(次へ)」

・計算結果確認

この画面で、還付される金額が表示されていると思います。「次へ」を押下し進みます。

その後、還付金受け取りのための銀行口座や、住所(申請しているマイホームのある住所)等必要事項を記載します。

・マイナンバーの記載は不要です。

・証拠書類の添付は不要です。

・印刷して、PDFを保存、作成用ファイルも保存します。

 

郵送して税務署に提出

上記で作成した、2つの書類を印刷し、日本から不動産がある地区の所管の税務署に郵送します。

印刷した書類の氏名・住所の欄に、私は納税管理人としていた母親の氏名・住所を念の為記載しました。何か申請に問題があった時は、納税管理人に連絡が行くようです。

書類提出は、一旦実家の母親に郵送し、そこから税務署に郵送してもらいました。

海外から税務署に直接送ることもできそうですが、電話で確認したら嫌がられました。

 

入金を待つ

後は入金を待つだけです。特に何も通知(*)がありません。銀行口座をインターネットで見ていたら、提出から1か月ほどで振り込まれていました。

*e-TaxのIDのIDがある人は、還付金処理状況が見られそうなメールが来ましたが、私はIDとパスワードを忘れてしまったので、確認できませんでした。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。一旦流れが分かれば、何となく税務署の考え方なども分かってきて、手続きができるようになると思います。

また、自分で調べた上で、分からないところは税務署に電話すると、懇切丁寧に教えてくれます。

上記はあくまで自分の例であり、異なるところもあると思い、また、責任を負えるものではないためご自身で一つずつ確認していただきたいですが、せっかく整理したものだったので、皆様の参考になれば幸いです!

 

ベトナムのGrab/タクシーの乗り方

私はハノイ在住ですが、ベトナムでのGrabの乗り方、タクシーの乗り方を聞かれることが多く、以下にまとめたのでご紹介します。

ベトナムは比較的治安が良い(特にハノイ)と思っていますが、観光地周辺で待ち構えているタクシーには、ぼったくりタクシーがあるので、本記事を参考にしていただければ幸いです。

 

空港から市内へのタクシー

ノイバイ空港からハノイ市内

国際ターミナルから出ると、タクシー乗り場があります。そこで並んでいるタクシーはどのタクシーでも問題にないと思います。メーター式です。

もし可能であれば、後述するTaxi Group(白色)とMai Linh(緑色)だとより安心です。

タンソンニャット空港からホーチミン市内

こちらも空港出口を出て、横断歩道を渡った先の建物内にタクシー乗り場があり、そこから乗るタクシーだと問題ないと思います。

Mai Linh(緑色)だとより安心です。Vinasun(ビナサン)という白色のタクシーも有名ですが、近年偽物のぼったくりが横行していると領事館から注意喚起が出ています。

ダナン空港からダナン市内

こちらも、どの空港タクシーでも問題ないと思います。

その他、空港から市内までのタクシーアプリ(ハノイ、ホーチミン、ダナン)

ベトナムや他の国でも使用できる空港送迎のklookというアプリがあります。

メールアドレスだけで登録ができ、運転手が空港ゲートで名前の紙を掲げて待ってくれ、綺麗な車で、料金が事前に決まって安心であり、かつ、タクシーより若干安い、かなりおすすめの方法です。

Klook:旅行・アクティビティ・ホテル予約アプリ
Klook:旅行・アクティビティ・ホテル予約アプリ
開発元:Klook Travel Technology Limited
無料
posted withアプリーチ
*ホーム画面→「レンタカー」→「空港送迎」タブから予約可能です。

(設定から通貨表示をVNDに変更できます。)

 

市内でのタクシーの乗り方

市内(ハノイ、ホーチミン、ダナン他都市部)については、スマホがあれば、Grab(グラブ)を強く勧めます。

※後述しますが、アプリが必須で、日本でダウンロードと設定をしましょう。

Grabは2012設立の東南アジアで展開されるライドシェアサービスで、ベトナムでは圧倒的シェアを誇ってるよ。

Grabを強く勧める理由

・予約時点で料金が決まるため、ぼったくりの心配がない

・回り道をして料金を上乗せされる心配がない

・目的地をスマホで入力するので、ベトナム語を話せなくても正確な行き先を伝えられる

・完全に普及したサービスでベトナム人も外国人も利用している

・雨の日でも他のタクシーと比べ捕まえやすい(個人的感覚)

・アプリ上でクレジットカード払い可能

・会社業務の移動手段としても利用されている(私の会社でも使っています)

※但し、スマホとWiFiが必要なのと、ボロい車にあたる可能性もあります。

ぼったくりが無い、ベトナム語や英語で会話する必要がほぼない、という本当に画期的なサービスだよ。ベトナムでは、UberはGrabにより買収されたよ。

 

Grabの乗り方

<事前準備>

・アプリをダウンロードする(以下参照)

(日本でダウンロードすると、携帯電話番号を入れることなく使えます)

Grab: 配車&デリバリー
Grab: 配車&デリバリー
開発元:Grab.com
無料
posted withアプリーチ

*クレジットカードを登録しておくと、現金を使うことなく利用できて便利です。

*言語設定を英語に変更できます。

ただ、最近は日本のクレジットカード会社の多くが規制を厳しくして、Grabでのカード登録が出来なくなったと聞いているよ(以前から登録していた場合はそのまま使える。)。ベトナム航空やVietjetでも決済ができなくなった様子。その場合は現金支払いしかないけど、それでも旅行者には十分なメリットがあると思うよ。

 

<乗車の流れ>

・GrabはCar以外にもフードなど色々なサービスがありますが、Carをタップ

・Where to? に目的地(場所名か住所)を入力

・自分の現在地が出る(GPSで自動的に出ますが、ピックアップポイントが若干誤っていれば、修正可能)

→ベトナムは住所表記に決まりがあり、番号と通りの名称です。

例:Hotel du Parcなら、84  Tran Nhan Tong(ベトナム語のマークは不要で、ローマ字表記でもできます)

・Choose This Pick-Upをタップ

・GrabCar PlusかGrabCarを選択(Plusだと少し良い車とのことですが、どちらでも)

・支払い方法をクレジットカードが現金で選べるので選択

・Book GrabCarボタンをタップして、ドライバーを探す

・見つかったら、ドライバーが来るまで待つ

→電話がかかってくることもありますが、英語が通じない場合が多いです。例えば、今いる場所の写真を撮って、アプリのメッセージ機能で送ると、ドライバーも分かりやすいです。

・アプリ上で車の番号が出るので、それで予約した車か判断

・車に乗って目的地に行く

・目的地で支払い(クレジットカードの場合は支払い不要で降車可能)

 

日本発行のクレジットカードを登録することが殆どだと思うけど、利用者とカード利用の安全性確保のため、クレジットカード払いの上限が決まっていると思われるよ(かなりの回数乗らないと上限にならないけど。)。他にも支払い方法はありますが、その場合は、現金払いが良いでしょう。

 

信頼のおけるタクシー

Grabを利用できない場合、以下に信頼のおけると言われているタクシー会社を紹介します。

 

<ハノイ市>

・Taxi Group(タクシーグループ)

白色。ハノイ市のみ。最近新しい車両が増えた。

 

・Mai Linh(マイリン)

緑色(たまに白色もあります)。全国展開のタクシー会社。

 

・G7(ジーセブン)

ハノイのタクシー会社。近距離が安い。

 

<ホーチミン市>

・Mai Linh(マイリン)

上述のとおり。

 

・Vinasun(ビナサン)

上述のとおり偽物もあるので要注意。

 

その他

タクシーで右折、左折、Uターン、ストップなど、便利なベトナム語を以下記事にまとめていますので、ご参考までに。

dokic2.hatenablog.com

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。空港から市内はタクシー乗り場のタクシー、市内ではMai LinhかTaxi Groupを利用する、できればGrabを日本でダウンロードして使う、というまとめとなります。

ちなみに、ハノイの場合、空港から自力だと難しいと思いますが、市内のホテルから空港は、Taxi GroupやMai Linhは空港送迎をメーターとは別で格安定額でやっているので、ホテルのスタッフに依頼すると定額で予約できるかもしれません。

本記事が少しでも皆様の旅行や出張のお役に立てれば幸いです😀

 

ベトナムでのFX取引について(やり方・制度など)

私はベトナム駐在員ですが、外国為替の影響がビジネスや生活(子供の学費など)に直結しており、投資をする中で、FX取引に目覚めました。

海外に居住していると投資の選択肢が無く、FXは良い投資の一つと考えています。

が、ベトナムにおいて制度面の問題や、方法など調べていく中で、中途半端な情報などが出回っており、参考までに、調査した結果を本記事に整理します。

 

ベトナムでの外貨というもの

ベトナムにはベトナム・ドン(VND)という貨幣が流通しています。一昔前は米ドルも市内で流通しましたが、今は政府の政策の結果、ドンでの取引が一般的です。

1986年のドイモイ政策以降、特にここ10数年で破竹の勢いで経済成長を達成しており、それと共にインフレも良い感じに進んでいます。

ベトナムは日本や韓国などをはじめとした外国企業の投資を呼び込み、経済成長を実現してきました。そのような中、外貨はベトナムにとって重要です。

ベトナム人のお金持ちは、蓄積したドンを、土地、ゴールド、米ドルに換えます。ドンの支柱銀行の金利は7~9%程度ありますが(2023年現在)、米ドルは0%です。

中央銀行であるベトナム国家銀行は、外国為替に関して介入し、為替レートを一定の水準に保っています。管理フロート制と呼び、中国と同様の制度です。(参照:ジェトロ記事

つまり、外貨の流通を国家がコントロールしたいと思っています。

身近な例で言うと、ベトナムに入出国する際は、5,000米ドルまたは1,500万ドン以上に相当する外貨を所持する場合、税関に申告しなければならず、していない場合は所持金を没収されるなどのルールがあります。(参照:大使館HP

 

ベトナムでのFXは合法か

外国為替投資はベトナムで合法か

法律サービスである法律図書館(THƯ VIỆN PHÁP LUẬT)というWebサイトによると、外国為替規則を引用(2005年公布、2013年改訂)し、

第 36 条. 外貨業務およびサービス提供の原則

1. 金融機関、外国銀行の支店およびその他の組織は、ベトナム国家銀行の書面による承認を得た後、国内外で事業を行い、外国為替サービスを提供することができる。

2. ベトナム国家銀行は、金融機関、外国銀行支店およびその他の組織の、外国為替業務およびサービス提供の承認のための、国内外における業務およびサービス提供範囲、条件、順序および手続きを規定する。 (仮訳)

として、組織・個人が、国家銀行の規定に従って、認可された金融機関との外国為替取引を行うことが許可されているとしています。

また同サイトによると、70/2014/NĐ-CPの第14条に以下の規定があり、

1. 外貨市場とは、各種外貨の売買活動が行われる場所である。外貨市場の参加者には、ベトナム国家銀行、認可された金融機関が含まれ、顧客はベトナム居住者および非居住者である。
ベトナム国家銀行は、外貨市場における外貨取引の条件、方法、および種類を規定する。(筆者仮訳)

これを根拠として、ベトナム居住者および非居住者である顧客は、外国為替投資市場に参加することができると結論付けています。

また、ここで重要なことは、「認可された金融機関」という定義です。

ハノイの旧市街でゴールドを取り扱っているお店が銀行よりも良いレートで両替してくれますが、これは違法ということです。

更に、政令88/2019/NĐ-CPの第23条によると、個人間の外貨の売買も違法です。

2014年よりフロアトレーディングはベトナム国家銀行により違法とされています。

 

ベトナムで認可されたFX業者

ベトナムの当局は、本記事執筆時点(2023年)まで、業者に外貨取引のライセンスを発行していません。そのため、ベトナムで認可されたFX業者は存在せず、インターネット等でそのような業者がいた場合は、詐欺とのことです。

なお、WTOのコミットメントのスケジュールでも、外国為替ビジネスは除外されているようです(参照)。

そのため、ベトナムでFXのトレードを実施する場合は、海外で登録されたFX業者を利用します。そのため、日本人にとっては、日本でも評価された海外FX業者を利用するのが最も良いと考えます。

XMなど日本人が日本でもよく利用している海外FX業者の中には、ベトナム語のサイトもあり、ベトナム人をターゲットにしているところもあります。

 

公安の警告

ハノイ市公安局のWebサイトでは、彼らの統計によると、2021年現在、ベトナム市場には約300の違法な外国為替取引場があり、「chơi Forex(Forexで遊ぶ)」と呼ばれています。違法FXブローカーが電話やZalo、Facebookなどを通して招待し、最初は投資家に勝たせます。その後多くの資金を入金させ、大規模な取引に誘導し、そこで不明瞭な多額の手数料を取る。ポジションを裏で操作します。その投資家は資金を失います。その後、その投資家に新しいFX業者を紹介し、そこに入金すれば失われたお金を取り戻すと約束するようです。

また、より多くのメンバーを招待した後に、ブローカーにボーナスや手数料を支払うねずみ講やマルチ商法の形態も多くあるようです。

そのため、FX取引を行い、勧誘する行為は、上記の違法取引を助長する行為だとして公安が警告しています。そして、国家銀行は、そのような「ベトナム国内」で運営される外国為替取引セクター全体が違法であり、ベトナムの法律で損失を保護しないことを確認しています(参照記事)。

 

結局ベトナムでのFXは合法なのか

上記を整理すると、責任を取れるわけではないですが、以下のとおり整理できます。

・個人の外国為替取引への参加は禁止されていない。

・ベトナムのFX業者は違法/詐欺。

・海外FX業者を利用する分には合法。但し、ドンは利用しないで、外貨ペアのみ。

 

他のサイトでベトナム・ドンで取引きできるFX業者を紹介している記事を発見しましたが、上述の背景から、そのような業者を利用するのは避けるべきですね。

 

ベトナムでFXをする方法

上記のとおり、使うのはベトナムの業者ではなく、海外FXということになります。

同時に、海外在住の人は、国内FX業者の登録が基本的にはできないので、それも海外FXを使う理由となります。

であれば、日本でも有名な海外FX業者、特に日本語サポートがあるところが使いやすいでしょう。

信頼性が高い業者を以下に記載します。

 

Bigboss(ビッグボス)

海外FX業者は無数にあるのですが、Bigbossは口座開設ボーナスがあり、開設が容易、日本語表記で日本人のサポートがある点が、最初に試すものとして推奨できる理由です。

入金がしやすく、出金も早いと言われています。銀行振り込みの入金が5万円未満だと手数料がかかるのが嫌ですが、クレジットカードでも入金できるのと、ベトナム在住にとっては、口座開設ボーナスがある業者の中では使い勝手が最も良いです。

他の業者に比べてボーナスも多く、仮想通貨(CFD)も取り引きできます。

その他、約定力の高さも定評があります。

日本語でニュースレターが来るのですが、それだけでも少し価値があります。

Bigboss

 

XM(エックスエム、XM Trading)

海外FX XM

最も多くの日本人が利用している海外FX業者と言われています。

週5日(FXは土日は休み)24時間の日本語の個別のカスタマーサービスで安心。

また、自分が探す限りは、出金拒否の話がありません(これも悪質な取り引きへの措置を除く)。

口座開設ボーナスがあるので、入金しなくても取り引き可能で、そこから利益が発生した場合はきちんと出金できます。

留意点は、私の場合、XMは住所証明ができず、当初、口座開設できませんでした。海外駐在員でサービスアパートに居住しているため、電気代などの支払明細がなく、日本の運転免許証やパスポートの最終ページでも不可でした。

後で分かったのですが、銀行の取引明細書(Bank Statement)は受付可能で、通常は住所の記載が無いと思いますが、銀行に個別に依頼すると、発行してもらえます。私の場合、VP Bankに依頼して、銀行で3万ドンほどかかりましたが、住所記載の取引明細書を発行してもらい、XMが受け付け、開設ができました。

口座タイプですが、まずはスタンダード口座が良いと思います。

XM口座開設ページ

 

但し、XMはベトナム在住の場合は入金手段が限られているようで、銀行振り込みができないのと、クレジットカードも対応可能なのですが、私が持っているカードは3つとも入金できませんでした(カード会社が海外FXへ入金拒否している場合があるようです。)。

 

ヒロセ通商(LION FX)

 

日本の会社の中で、数少ない海外居住者も口座開設できるFX業者です。私は海外FXを最初に利用したので、そこまでハイレバレッジを求めていないですがそれでもレバレッジが少なく感じてしまうのと、LION FXのアプリがレスポンスが悪いのがネックですが、日本の会社ということで安心感は抜群にあります。

ベトナム居住者は、本人確認として、日本大使館で在留証明書を取得する必要があり面倒ですが、私は開設できました。

ヒロセ通商

 

その他

口座開設方法、ツールの活用などの関連情報は、以下の記事でまとめたので参考にしてください。

dokic2.hatenablog.com

 

海外FX業者の中にはドンで入金できる業者もいますが、繰り返しですが、避けるべきと考えます。

そもそも、日本人である限り単純に円口座(あるいは少なくともUSドル口座)での資金を殖やすことが重要で。ドンが必要になった場合は都度海外送金(Wiseなど)で十分です。外国人の銀行規制が頻繁に変わるベトナムにおいて、ベトナムの銀行口座に多額の資金を入れること自体がリスク(ワークパーミット/レジデンスカードを持っている、あるいはベトナム株の間接投資用口座など法律で保護されていることを除く。)です。 

 

おすすめ取引ペア

おすすめの取引ペアは、USD/JPYの一択です。

ベトナムにおいても両方の通貨動向が生活・ビジネスに直結してくるからです。ベトナムにとっても、USDが基準であり、上述の管理フロート制において、USDを基準としてドンに換算する中心レートが毎日公示されています。

 

その他の投資

前述のXMは、実はFX以外にも、米国株指標やコモディティ、仮想通貨もトレード可能です。

海外駐在時のその他の投資や、仮想通貨取引については、以下にまとめましたのでご参考までに。

dokic2.hatenablog.com

 

dokic2.hatenablog.com

 

いかがだったでしょうか。いくら評判が良くてもGemforexのようにサービスストップされてしまう業者もおり、なかなかセンシティブな状況もあるので一切責任は負えませんが、本記事が皆様のお役に立てれば幸いです。

 

ルアンパバーンのおすすめレストラン

テト休暇に、ラオスの世界遺産都市ルアンパバーン(Luang Prabang)に家族で4泊しました。ラオスは旅行で行く方が殆どと思いますが、旅先で存分に楽しめるよう、行って良かったレストランを紹介したいと思います!

ガイドブックを2つ参考にして行きましたが、コロナ後に少し入れ替わっていましたので、本記事が参考になれば幸いです。

 

概要

ルアンパバーンの街は小さく、ビエンチャンもそうでしたが、自転車やバイクを借りて回ることができます。その他はトゥクトゥクが主な移動手段になるかと思います。

主なレストランは、ナイトマーケットから東のあたりに集約されている印象です。

小さい町なので、住所表記はあまり必要ではなく、Googleマップにレストランの名称を入れて検索すると良いでしょう。

*紫色が、自分がピックアップした主なレストランです。

*緑色は、ナイトマーケットと、私が泊まって非常に満足したホテル(The Luang Say Residence)です。

 

ナイトマーケット

どこで食べようかと迷っている中で便利なので、滞在中、結局2回行きました。

ナイトマーケットの入り口に、欧米やその他の国の観光客でごった返した、雰囲気の良いレストランエリアがあります。ビエンチャンのナイトマーケットは食べるところが無いので、だいぶ違う印象です。

レストランエリアの奥に行くと、雑貨や織物などの販売エリアになります。

 

3 Nagas Restaurant 

Mギャラリーホテルにある、屋外レストランです。若干高級ですが、美味しかったです!代表的なラオス料理、カレー、カクテルなどもあります。

中心地に位置しており、アクセスも良いです。

なお、ホテルの方は、世界遺産に登録された築100年以上の建物を使用しているとのことで、ホテル滞在も良いと思いました。

3 Nagas Luang Prabang MGallery by Sofitel

 

BOUANG Asian Eatery

ナイトマーケットを抜けた通りにある、小さなお店ですが、かなり人気店です。フランス人女性のオーナーがやっていて、こじゃれたラオス料理を食べることができます。おしゃれで美味しい割に、リーズナブルな値段設定が人気の要因かと思いました。

Dyen Sabai Restaurant

実は、このお店を勧めたくて、この記事を書きました。雰囲気、味ともに最高のレストランです。妻にはそこまで?とも言われましたが、私はラオスに来て一番満足したレストランです。ラオス風の焼肉鍋?で、とっても美味しかったです。

我々は、豚肉と魚を選びました。

ジンギスカン風の鍋に、肉を焼き、たれを付けて食べるか、鍋の周りにあるスープで野菜などを茹でて一緒に食べます。日本的な味付けもあり、どんな人も好きになる味かと思いました。またルアンパバーンに行ったら、絶対にここだけは行きます。

かつ、川を見渡しながら食べるしつらえになっており、レストランとしての雰囲気も最高です!!

上記6枚の写真の右下の写真のような竹橋を渡っていくのも面白いです(乾季のみ)。

 

Ock Pop Tok Living Craft Centre



この施設はレストランがメインではなく、ラオスの伝統的な手織りに体験ワークショップができる施設なのですが、併設のレストランも最高に美味しいです。

街の中心から少し離れているのが難点ですが、手織りに関心がある方は是非行って、ご飯も食べて、あるいはカフェだけでも良いと思います。

ラオス料理の他、パスタなどの西洋料理もあり、どれも大変美味しかったことに加え、ゆったりとしたメコン川を見ながらの食事が、心を穏やかにさせ、満足を高めました。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。ルアンパバーンは観光客の影響が強いのか、ベトナムに比べてレストランが洗練されており、なかなか外国人好みのお店が多いと思います。小さな町なので選択肢もあまりないですが、この記事で取り上げたお店は、本当に美味しくて、おしゃれで、雰囲気も良く、満足したものです。

しかし、旅行中最も感動したのは、泊まったホテル(The Luang Say Residence)の朝食でした。パン、フルーツ、ラオスの伝統の麺料理、コーヒー、洋食、どれも最高でした。旧フランス領時代の提督の家をリノベーションしたとのことで、伝統があり古いですが、部屋は綺麗にしており、敷地も広く子供も満足し、ぜひ泊まりたいです。ベトナムも含めここ10年くらいで泊まったホテルの中では最高のうちの一つです。

ホテルは蛇足ですが、ラオスは質の高いレストランが想定よりもずっと多いです。ぜひ本記事がルアンパバーンの旅行の参考になれば幸いです!

 

ハノイ在住 おすすめ子連れスポット

ハノイに住んでいますが、子連れで遊べるところを見つけるのに苦労します。 

そんな方が多いかなと考え、これまでうちで行った中で良かった場所を共有します。2023年に更新! 

 

バッチャン村(Bát Tràng)

言わずと知れた、陶磁器の生産地です。が、子供向けという観点でも良かったです。それは、陶芸体験ができるからです。

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作業部屋。出来栄えはともかく。。。

何回か行きましたが、最近では、おばちゃんによる陶芸体験の勧誘が結構ある気がします。どこも一緒だと思うので、適当についていけばよいと思います。

出来上がった作品は、色塗りして、焼いて、住まいまで配送してもらえます。配送料が一番高かったような気がしますが。

留意点は2つ。1つは、自作の陶器を調子に乗って作りすぎて家に持って帰っても困ること。もう1つは、行き帰りのロジ。行きはタクシーで良いですが、帰りはなかなかタクシーがいません。チャーターするのも。。。って気もしますが。先日行った際は、帰りのタクシーを知り合いに頼んで依頼して迎えに来てもらいました。

最近(2022年)は、バス利用でも快適に行けるようです。Googleマップで「Bat Trang」で経路検索し、バスのアイコンで見られます。バスは7,000VNDなので格安。本数も割と多いので、帰りも困らないでしょう。

 

水族館

 
 
 
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ビンコム・メガモール・タイムズシティにあります。ベトナム最強企業の「Vin Group」が運営しています。Vinpearl Aquariumという名前ですが、いかんせんタイムズシティの地下が広すぎて、たどり着くのも大変です。案内はありますが、ベトナム語で水族館「Thủy Cung(トゥイ・クン)」の表記を辿って行きましょう。

また、タイムズシティに住んでいる人は良いですが、タイムズシティはハノイ中心部から割と遠く30分強かかると思います。

敷地自体も広いため、タクシー運転手に「水族館:Thủy Cung(トゥイ・クン)」と伝えましょう。

結構地元感溢れる魚たちがいました。土日に行きましたが、かなり混んでいて入場に時間がかかりました。大人一名22万ドンくらいで入れます。

住所:458 Phố Minh Khai, Vĩnh Phú, Hai Bà Trưng, Hà Nội

 

ハノイ動物園(VƯỜN THÚ HÀ NỘI)

 
 
 
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ハノイには2箇所動物園があります。市内から近いのがトゥーレ公園の動物園です。もう一つはバオソンパラダイスにあります。

トゥーレ公園の動物園は、入場料は大人10,000ドン。タダ同然。

土日に行きましたが、いい感じに賑わってました。雰囲気良いです。

サルが檻から手を出していて、スナック菓子を掴ませて遊んでいる人がいました。

奈良の鹿がいます。

ミニジェットコースターがあったので乗りました。追加で30,000ドンくらい払います。トンネルがあり、首がハングオーバー3のキリンのように飛ばないように注意して乗る必要がありますが、それさえ実行すれば、なかなか面白いです。3周します。

 

ハノイ中心部であり、距離的にも、失敗してもまったく問題ない料金設定から、子連れスポットとして、おすすめです。

 

バオソン・パラダイス(Công viên Thiên đường Bảo Sơn)

バオソンパラダイス

ハノイ中心部から少し離れ、車で40分以上かかるでしょう。イオンモール・ハドンの方面にあるので、お昼前に言って、イオンモールでランチするコースが良いです。

個人的には、トゥーレ公園の動物園よりも、こちらの方が面白かったです。ジャングルクルーズのようにボートに乗って、動物を間近で鑑賞できます。

キリンとゾウに餌付けできます!

また、ホワイトタイガーや、ワラビー?も見れました。

そして、動物園だけでなく、同じ施設内に、水族館もある豪勢な施設です。水族館は人口密度(魚)が高かったです。

あと、若干怖そうですが、遊園地ゾーンもありますし、文廟の様になっている場所もありくつろげます。

かなり盛りだくさんで、非常に楽しめる場所だと思いました。

フリーパスで大人一人27万ドンです。月や休日・平時によって異なります。

住所:CÔNG VIÊN THIÊN ĐƯỜNG BẢO SƠN

Km5+200, đường Lê Trọng Tấn, An Khánh, Hoài Đức, Hà Nội

URL:https://baosonparadise.vn/

 

バ・ヴィ国立公園

ハノイから車で1時間程度西に行ったところに、バ・ヴィ国立公園があります。幼稚園の先生からお勧めされたので、一泊行ってきました。最近できた、Meliaホテルに止まりました。正式名称は、Melia Ba Vi Mountain Retreatで、国立公園の中にあります。5つ星ホテルの快適さを持ちながら、自然の中にいる感じを味わえて、とても良い場所でした!

f:id:a6104010:20190912011022j:plain

レストラン:SENSESの外観

子供がいても安心です。私が行ったときは、ベトナム人の家族連れもかなり多かった気がします。

ただ、レストランは少し残念。2つレストランがあるのですが、厨房がつながっています。初日のランチに一方のレストランSENSESを使い、その日の夜にもう一方のレストランTONKINに行ったらランチと同じメニューが出てきました。そのため、ランチに行ったレストランでディナーにしようとしたら、そこはビュッフェしかありませんでした。そしてその値段が大人一人3,500円くらい。山なので、他に選択肢はありません。もういいやと思い、ビュッフェにしました。

良かったは、ブンなどのベトナム料理です。ベトナム料理は美味しかったです。

それでも、ホテル全体としては良いです。部屋は小さいですが、寝室とメインルームの部屋が分けられており、子供を隣の寝かしたまま、大人は別部屋で夜を過ごせます。また、敷地内の公園やプレイルーム、自然環境はとても良かったです。小さなプールもあります。

それから、シャトルバスで山の中の遺跡?のような場所を見学できます。例えば、フランス人の別荘の後とか、ベトナム戦争中に使っていたヘリポートとか。無料です。

別途有料でトレッキングなどのアクティビティもあります。

Melia Bavi(メリアバヴィ)料金確認(Agoda) 

Melia Bavi(メリアバヴィ)料金確認(Booking.com)

 

 

チェー(Chè)

チェー ベトナム

チェーはベトナムの甘味です。ガイドブックにもいろいろ載っていて、でも当たりはずれあるな~と思っている中、やはりよく行きたくなるのは、Chè 4 mùaというお店。

4 Hàng Cân, Hàng Bồ, Hoàn Kiếmにあります。

メニューはベトナム語なので難しいですが、全部美味しいので問題ないですw

子供も大好きです。少し調べたら、1975年創業?のという老舗でした。。。

おすすめは、Chè Sen(ハスの実が入ったスタンダードなチェー、写真上)、Chè Khúc Bạch(皿にパステルカラーの緑とピンクの四角いパンナコッタのようなものが入っている、アーモンドの触感と混ざって、めっちゃ美味しい、写真下)、Chè Thập Cẩm(全部のせ、でも小豆が入っているので苦手な人もいるかも)。

色々ネットで探しましたが、以下のFoodyのサイトが最も分かりやすかったです。

Foodyウェブサイト(写真付きメニューあり)

 

フライドポテト(Khoai Tây)などもあり、寒い時期などは暖かいチェーなどもあり、頻繁に行きたくなります!

料金は後払いです。

 

ジャンプアリーナ(Jump Arena Trampoline Park)

ハノイ 子連れ トランポリン

これは面白かったです!トランポリンで大人から子供まで楽しめます。

ジャンプアリーナ公式サイト (英語)

料金:1~3歳、または身長1メートル以下は10万ドン(1時間)

また、滑り止め付の靴下を購入(一人5万ドン)します。自宅から持って行ってもOKとのこと。

大人は子供の付き添いということでタダでした(たまたまかな?)。

土日に行きましたが、小学生などが多かったです。

トランポリンの他にもボルタリングやボールのプールなどがありました。どうやるのか不明ですが、トランポリンでドッチボールやバスケットボールができるようになってました。

またテレビのSASUKEみたいになっていたり、結構楽しめます。

カフェもあります。

室内なので、ハノイの空気の悪い時、天気が良くない時にいいな~と思っています。

場所もハノイの中心地にあるので良いです。

住所:1 Tang Bat Ho, Pham Dinh Ho, Hai Ba Trung

* Big Cの3階にも出来ました。(222 Tran Duy Hung) 

 

うちの子供は体を動かしたためか、いつもの倍ランチを食べていました。

 

サーカス

Hotel du Parc(旧ニッコーホテル)の目の前にある、サーカスです。意外と本格的で、面白かったです。時期によってやる内容も異なるようなので、また行きたいです。

子どもたちも興味津々。以下の写真は人のアクロバットですが、他にも可愛い動物たちが曲芸をします。

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住所:67 Tran Nhan Tong(Hotel du Parc正面道路挟んで向かい側)

開催スケジュール:以下のホームページから確認できます。

→ ハノイセントラルサーカスWebsite

 (Englishにもできますが、分かりづらいです。。)

 

チケット購入方法:現地で購入できます。いつもガラガラなので事前予約不要w

チケット価格:500円前後だったと思います。とにかく安いのに、クオリティが高い。

 

乗馬(Hanoi Pony Club)

うちの4歳の子どもも乗馬体験しました。ホン川の支流の向こう側にあります。

20分の乗馬体験が出来ます。敷地から出て、川沿いを歩いて、敷地に戻ってくるコース。うちの子どもは楽しんでました。

フランス人調教師のマネージャーさんが、20頭あまりいるポニーから、体験者の性格に合った馬をあてがってくれます。

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その他、うさぎや鳥小屋もあります。

料金は若干高かった気がします。一人35万ドンくらいだったような気がしますが、電話で確認した方が良いです。

乗馬体験は、予約が必要です。

→ Facebookのページで見て行きましたが、たどり着くのに若干苦労しました。

レッスンもあるようです。

 

エコパーク(Ecopark)

 
 
 
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ロンビエンを超えたHung Yen省にあり、ハノイから車で40分程度かかりますが、自然が広がる広大な公園があります。意外と発展していて、Vinmartやスタバ、その他のカフェなんかも揃っています。

割と清潔な感じなのも良いです。

車に、テント、自転車やスクーター、バドミントンやボールなどの遊び道具を積み込み、広大な公園の中で遊べます。

住所:Starbucks Ecoparkを目指して行くと良いと思います。Googleマップで出ます。スタバの裏に公園があります。他にも色々な場所に公園があり、かなり広いです。

 

ハノイ植物園(Vườn bách thảo Hà Nội)

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首相府の白く華麗な建物の隣にある、大きな植物公園です。Hoang Hoa Thamという長い道路の入口にあります。敷地が広く、庶民の憩いの場のような感じです。子どもが走り回れる大きなスペースがあり、大きな木々に囲まれ、実を採ったり、バッタを捕まえたり、うちの子どもが好きなスポットの一つです。孔雀や猿などの動物も少しいます。入園料は一応ありますが、大人2,000VND、子供1,000VND。ふらっと行くのも良いと思います。

住所:3 Hoàng Hoa Thám, Ngọc Hồ, Ba Đình, Hà Nội

 

金魚通り

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金魚や熱帯魚を販売している通りがあります。Hoàng Hoa Thám通りです。観賞用の金魚・熱帯魚の他、植物や、鳥を販売しているお店が並びます。

水槽、ポンプ、藻、砂利、餌など揃っています。また、オールインワンで販売しているお店もあります。見るだけでも楽しいと思います。ベトナム語で買うのは大変かもしれませんが、値段も安いです。金魚は、Cá Vàng(カー↑ヴァン:金の魚)です。匹はconです。

 

住所:植物園と同じ、Hoàng Hoa Thám通りですが、Kim Maよりで、通りの最後の方。例えば、写真の店は、655 Hoàng Hoa Thámで、そのあたり一帯にいくつもお店があります。下のGoogleマップのあたりです。

 

ボルダリング(VietClimb)

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この施設は、ハノイで最初にできたインドアのボルダリング施設です。上の写真のように、子ども用のボルダリングもあります!小さな施設です。たまにはこうした遊びもいいかなと思います。

Facebookページ

営業時間:朝9時ー夜10時

靴レンタル:30,000VND、大人一日18万VND、13歳未満一日12万VND。

住所:No 40 Ng. 76 An Dương, Tứ Liên, Tây Hồ, Hà Nội

なお、こことは別ですが、最近(2021年11月現在)Diamond Westlake Suites の隣にもボルダリングがでました(以下の写真参照)。

 

スワンボート(Trúc Bạch湖)

チュックバック湖はタイ湖の右端にある湖で、タイ湖周辺に居住の方は、湖に浮かぶHighlands Coffeeや有名なチャンクオック寺の横を通り、パンパシフィックに行く際に良く目にすると思われる、スワンボートです。

日中は日差しが強いですが、夕方に行くと気持ち良く、子どもとみんなで漕いで楽しかったです。一人一時間5万VND(大人子供同じ)。

住所:Highlands Coffee Hồ Trúc Bạchの横で良いでしょう。

(なお、上述の動物園がある、トゥーレ公園にもスワンボートはあります。)

 

ぶどう狩り、いちご狩り(Chimi Farm 4)

タイホーからニャッタン橋を渡った先に、苺農園を拡張した施設があり、葡萄狩りやイチゴ狩りの他、動物(ウサギやヤギ等)とのふれあい、エサやり、釣、BBQなどができるようになっています。

Chimi farmは苺や牛乳で有名なモクチャウの苺農園企業です。一応VietGAPの基準に基づき栽培されているようです。

苺のスムージーなども食べられます。

住所:Googleマップで「Chimi farm 4」と検索するのが良いです。

*他にも、ホン川沿いに苺狩りの「Chimi farm」もあります。

 

魚釣り

ハノイ近郊で釣スポットを探しました。見つけたのは、レストランで釣ができる場所です。屋根があり、釣り竿と餌、網を無料でレンタルできます。レストランなので、ビールを飲みながら魚が引っかかるのを待つことができる、いい感じの場所です。

ちなみに私は初めて行った時、歯がギザギザのピラニアみたいな魚が釣れました。

住所:Nhà hàng Chiều Bình
Ngõ 68 Ngọc Thuỵ, Long Biên, Hà Nội(若干タクシーで行くのに苦労しました)

Facebookページ

 

JW Marriott ホテルでステイケーション

ステイケーション ハノイ

コロナ以降、ハノイの複数の5星ホテルでステイケーションのプランをしています。その中でも、マリオットはファミリープランが良かったです(^^)

最近、クリスマスのファミリープランがあったので我が家はそれに行きました。

私は出張時代も含めハノイの数々の5星ホテルに宿泊しましたが、最も豪華なホテルでした。廊下も広い。。。部屋に入ると、部屋の中にクリスマスツリーがあり、サンタ帽が置いてあります。今回のプランは、トレジャーハンティング(宝物はお楽しみ)、ジンジャーブレッドのアイシングデコレーション、お庭でムービーナイト(ホットチョコレート、綿菓子、キャンディー付き)、マシュマロのキャンプファイヤー、アフタヌーンティー(簡素なビュッフェ形式、子供は牛の置物にペインティング(バッチャン村でできるやつ))、室内プール、バウンシングキャッスルなど。

盛りだくさんでした!中でも、広い庭があるのですが、家の子供はそこでバッタを捕まえるが一番喜んでいましたw 庭にフラワーガーデンもあり、素敵な環境です。

レストランは、朝ごはん会場(JW Café)はとても美味しいです。夜ご飯は、レストランは非常に高級かつ味は正直そこまでなので、近くのInterContinentalの3 Spoonsの方がずっと好きだと思いました。また、イベント盛りだくさんで子供が疲れていたので、ルームサービスでも良いという案もありました。

 

今回のプランは季節限定ですが、常に他にも同様のものがあると思われます。ホテルのウェブサイトにも多少掲載されていますが、電話で確認した方が良いです。

今回は、土日1泊で5百万VND++と高級でしたが、家族と自分へのご褒美に。

他にはバーベキューとキャンピングパックもあり、それも良さそうでした!

 

マイチャウ(Mai Châu)

マイチャウ エコロッジ

マイチャウはハノイから車で3時間程度のベトナムの田舎です。ホアビン省の一つの県になります。私はマイチャウ エコロッジというホテルに宿泊し、ハノイの喧騒から離れ、のどかな田園風景を楽しみました。

エコロッジでは、レンタサイクルがあり、子供を自転車のチャイルドシートに乗せて田園を走るのは楽しかったです!

また、ホテルが清潔で内装も素敵で、外観も景観に溶け込んでおり、非常に良かったです。プールもあります。結構人気のホテルで、土日はすぐ埋まってしまいました。

少数民族の村へ行くツアーやホアビン湖のツアーなどもあります。

 

海(ダナン)

ベトナム 海 ダナン

もはやネタが尽きてww、、、ってわけでも無いのですが、ダナンはハノイから近い!そして探せば、ハノイから一人4千円前後(オフシーズンなら)で往復移動出来ます。

他にも海はありますが、ダナンは便利過ぎますね。なので、1アイデアとして。

 

我が家の場合、4人家族のため、航空券4人✕4千円=16,000円+普段使いのホテル5,000円/泊✕2=26,000円くらいで2泊3日行けます。1泊2日でも良い。

これで週末使って年に何回も行ければいいな~って考えています。

綺麗な空気、青空、そしてビーチ、ハノイには到底無いものが、すぐそこにあります。

 

心からおすすめするのが、Trip.comというアプリです。これで直近の安いハノイ-ダナン往復航空券の一覧を出すことができます。*ブラウザではなくアプリが使い易いです。こんな機能ずっと探してました。

(Trip.comアプリのダウンロードページはこちら

具体的な探し方は、アプリの下の「キャンペーン」タブをタップし、「航空券」→「更に表示」で、ハノイ発の世界各国への格安航空券の世界地図が表示されます。

そこから、世界地図を広げ、ダナンを選択します。そうすると、直近日付でダナン行きのリストが表示されるので、都合の良い日程を選択して予約するという流れです。

留意点は、ここから日程と料金の満足する航空券を探しても良いのですが、往復ともベトジェットであれば、ベトジェットのホームページから予約した方が、若干手荷物利用料が安価という点です。復路がバンブー航空ということもあるので、その場合はTrip.com で。

 

ニンビン(Ninh Bình)

 

 
 
 
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ニンビンは、ハノイから車で2時間30分の省で、陸のハロン湾と呼ばれる「チャンアン(Tràng An)」があるので有名です。

ツアーもありますが、子連れでここでお勧めするのは、チャンアンへのツアー自体ではなく、Emeralda Resort Ninh Binhというリゾートです。チャンアンからは車で30分程度離れていますが、子供と自然を楽しむ環境があります。屋内・屋外プールや自転車や釣りなどのアクティビティもあり、かなり楽しいです。もちろん、チャンアンやホアルーへのツアーもありますし、そこまでの車だけ手配してもらうことも可能です。ハノイ市内からの送迎サービスもあります。

 

Hotel du Parcのバスクチーズケーキ

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これもスポットって程でも無いですが、過度に甘いものを食べさせたくない子どもでもバスクチーズケーキなら良いかな~と思って連れて行きました。

ホールもありますが、1階のレストランでピースでも注文可能です。7ドルくらいしましたが。

上にホイップクリームも付けてくれて(これは子どもに食べさせたくないですが)、美味しい~

また、同店のバインミーもおすすめです。さすが日系ホテルの代表ですが、ここのレストランは日本人に合う味付け非常にうまく作り上げていると思います。

 

トレインストリート(Train Street)

*現在(2019年10月21日)、ハノイ当局により安全性に問題があり、線路沿いのカフェを一斉に閉鎖することになったようです。残念ですが、電車が急ブレーキをかけて観光客と衝突寸前の事故が頻発していたようで、閉鎖は仕方のないことと思います。

→と思ったら、また復活しているようです。(2022年現在)

 

---以下は過去の記事内容---

インスタ映えスポットで近年有名です。特に欧米系の観光客が多い気がします。写真の様に、線路の上を歩けます。これは日本では確実にできない体験です。

時刻表は、他のサイト(2023年9月)に以下の情報が掲載されていましたが、最新かは不明です。

  • Monday – Friday: 7:00 PM; 7:45 PM; 8:30 PM; and 10:00 PM
  • Saturday – Sunday: 6:00 AM; 9:00 AM; 11:20 AM; 3:20 PM; 5:30 PM; 6:00 PM; 7:00 PM; 7:45 PM; 8:30 PM; 9:00 PM; 11:00 PM

うちの子供はこの体験をかなり喜んでいました。

しばらく歩くと周りにお店がなくなり、雑草が生えているだけになるので、そこが立ち入りできる最後場所と分かります。

歩き疲れたら、周りのカフェで休憩できます。

 

行き方: Googleマップで「Hanoi Train Street」と入力すると表示されます。

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他にもあるのですが、以上、参考にしていただければと思います~

  

 

ベトナム株の高配当銘柄一覧

ベトナム 株 配当

成長著しいベトナムですが、株式市場も順当に伸びています(以下参照。)。

成長度合いともう一つ、注目に値するのが、配当の高さです。金利も高いため、配当も高い企業が多いのが、ベトナム株でありますが、どの銘柄が高いのか、探すのも一苦労と思います。

ここでは、私が多様なソースから探し出した高配当銘柄リストを紹介します。

 

ベトナム株式市場の様子

以下の図はVN指数のチャートですが、ここ10年間で株式市場が伸びているのが良くわかります。

VNINDEX

ベトナムVN指数の伸び

出典:SBI証券HPから抜粋

コロナショック後の伸びが凄まじいですが、2021年5月8日日経夕刊1面や、その他メディアでもベトナム株の有望性が取り上げられています。

 

ベトナムの株の特徴→成長+高配当

ベトナム上場株は高配当銘柄が多いのも特徴です。市内の銀行金利は定期預金でも年利7%程度だと思いますが、配当利回りが10%以上ある銘柄も探すと結構あります。上で述べたように、株式市場全体で成長しているため、配当を得つつ、株価の上昇を期待できるのが、ベトナム株の特徴と言えると考えています。

Vietnam stockというサイトのある記事を参考にすると、 配当利回りが10%以上の銘柄は大体100銘柄ほどあり、配当利回りが15%以上ある銘柄は20~40銘柄あります。

 

配当の確認方法

配当の確認方法は、以下の記事で記載していますので参照ください。

ベトナムの株は配当日が決まるまでが遅いので、1ヶ月先程度の予定しか確認できないことが多いです。

ちょくちょく確認するしかないのですが、配当日を一覧で確認できて便利な方法を記載しています。

dokic2.hatenablog.com

 

VN30構成銘柄の配当

最初に、ベトナム株の代表である、VN30を見ます。VN30とは、ホーチミン証券取引所のベトナム株式市場の主要銘柄を集めたインデックスです。30の大企業から構成され、取引所時価総額の80%を占めます。

毎年1月と7月に構成銘柄の見直しが行われます。以下で最新構成銘柄を確認できます。

→Vietstockのサイト、ホーチミン証券取引所のサイト

 

2023年7月現在のVN30構成銘柄は以下です。

私がベトナム駐在していて、生活の中で聞いたことがある企業がほとんどです。銀行が多いのと、ビングループだけで3銘柄もあります。

最新の2022年の配当利回りを拾いましたが、2022年は市況が悪く、配当を出している企業は少ないです。この時期に配当を出している企業は、配当に力を入れていると言えるでしょう。

これとは別に、銀行株はこれまで現金配当を出さない傾向がありました。

 

ポイント

それは、ベトナム株は、流動性の低い株がかなりあり、なかなか売却できないリスクがあることです。その他、基本的なことですが、売上の伸び、外国人保有上限比率(FOL)の制限、毎年配当を出しているか、注目されている割に株価が下がっていないか、などに気をつける必要があります。

流動性の低さで言うと、例えばKKC Metal JSC(KKC)という会社。配当利回りは2017年で驚愕の35.46%と紹介されています。但し流動性が非常に低く、以下のチャートの通り、取引が無い日もあります。

*2020年以降、ベトナム株への投資家が国内外で増加し、本来価値があまり無い企業まで流動性が上がりましたが、2021年現在、少し落ち着いて流動性は元の状態に戻りつつあります。

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KKCの株価チャート(VNDIRECTウェブサイトから抜粋)

中でも、近年ベトナム株の情報はインターネット上にも多くありますが、その辺りで注目されている銘柄は、2018年頃までに注目されて伸び、その後株価下落傾向にあるものが多い印象です。

例えば、ビナミルク、ビングループ、サイゴンビールなど。高配当銘柄ではないですが、時価総額が高く信頼できるということで、有望銘柄として紹介されています。しかし、軒並み株価は下落傾向にあります。

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ビナミルクの株価チャート(VNDIRECTウェブサイトから抜粋)

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ビングループの株価チャート(VNDIRECTウェブサイトから抜粋)

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サイゴンビールの株価チャート(VNDIRECTウェブサイトから抜粋)

 

高配当ばかりに注目して、株価が下落傾向にあることを無視すると痛い目にあいます。

余談ですが、私は日本株で、以前日産に注目しており、当時株価が下がっていて配当が高く見え、大企業なのでそのうち上がるだろうと思って購入しました。ところが、その後ずっと下落していき、やばいなーと思っていた矢先、カルロス・ゴーン氏が国外逃亡する事件があり、トドメを刺されましたw 

一説によると、企業に近い証券会社など大株主は、かなり早めに情報を掴んでおり、悪い情報だとそれが株価に反映されて徐々に株価が下がると言います。特にベトナムだと情報が入手しづらいため、下落傾向にあるのは、それなりに理由があると思い、避けた方が安全と考えています。

 

こうして不安要素を取り除いたのが、以下に記載するリストの銘柄になります。

 

高配当銘柄一覧(2019年配当金ベース)

ベトナム株高配当銘柄

左端の評価欄の△の銘柄は、何かしらの観点で△のため、△としています。上からの順番に意味はあまりありません。2019年の配当利回りが10%以上ある銘柄のみリストに含めています。日本株と比べてかなり魅力的に見えるのではないでしょうか。

・毎年の配当:毎年配当が行われているか。毎年であれば○

・取引量:毎日の取引量が少なくないか。(流動性があるか)。あれば○、若干少なければ△

・外国人比率:外国人の保有率が制限以下であれば○

高配当銘柄は他にもありますが、何らかの理由で✕がつくものはリストから排除しています(SBI証券での取り扱いの有/無は除く)。

また、これらの銘柄から、株価が下落傾向にないか、売上は順調かなどを考慮する必要はあります。

 

高配当銘柄一覧(2020年配当金ベース)

この記事を見ていただいた方が多かったため、今年集めたデータを基に、2020年版も掲載します。


・毎年の配当:毎年配当が行われているか。毎年であれば○

・取引量:毎日の取引量が少なくないか。(流動性があるか)。あれば○、若干少なければ△

・外国人比率:外国人の保有率が制限以下であれば○

一つでも△の項目があれば左端を△の評価にしていますが、割と厳し目の評価になったと感じているので、あまり気にしなくても良いと思っています。

また、右端の2019年リストへの掲載を見ると、結構銘柄が入れ替わっているのが見て取れます。コロナの影響もあると思いますが、個別企業の配当方針が流動的であることを表しているものと考えています(株価が上昇すれば配当利回りが下がるので一概には言えませんが。)。

 

高配当銘柄一覧(2021年配当金ベース)

2021年版も集めたデータを基に以下にまとめました。

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21年も20年と同じ観点です。21年もベトナム市場が伸びましたが、高配当で優良な銘柄も割とあったなという印象です。19年、20年にもあった銘柄は安心感がありますね。

 

高配当銘柄一覧(2022年配当金ベース)

好評のため、2022年版も集めたデータを基に以下にまとめました。

 

・2022年は世界中の株式市場がダメージを受け、ベトナム株も大きく下落しました。そのため、配当利回りが高い銘柄が多かったですが、その分、直近の四半期の利益の伸びを考慮して抽出しました。線グラフで表現しています。

・昨年と比べて、日本のSBI証券取扱い銘柄が増加し、UPCoMの銘柄が減少。

・2022年は、権利付き最終日の株価で試算しました(過去のリストは、権利落ち日)。

・利益は、税引き後当期純利益です。毎年配当がきちんと支払われており、かつ、利益が伸びている企業が良いと考えています。

 

日本にいながらベトナム株を買うなら、特に高配当銘柄が良い

ベトナム在住の方は、SSI証券などで外国人でも口座開設できます。日本でベトナム株を売買するよりも、圧倒的に手数料が安いです。

日本在住の方は、SBI証券や岩井コスモ証券で日本にいながらベトナム株を取り引きできます。為替スプレッドを入れても、岩井コスモ証券の方が手数料が安いです(インターネット取引ができないので、SBI証券一択かもしれませんが。)。

両社とも最低取引手数料が5,500円~6,000円程度かかることを考慮すると、頻繁に取り引きしづらいことから、日本の証券会社でベトナム株を買う場合、高配当銘柄を保有し続けることが良いのだと思います。

ちなみに、配当に関する税金は、日本の証券会社で取り引きした場合、国内源泉徴収税(20.315%)の対象になる(この場合現地課税は非課税)ので、ベトナムの証券会社だと配当に5%しか税がかからないことと比較すると良くないです。

しかし、現金配当ではなく、たまにある「株式配当」の場合、日本の証券会社がすべて売却してくれて、源泉徴収した上で口座に現金を振り込んでくれます。これはベトナムの証券会社(少なくともSSI証券)では無理ですし、売却したい場合もすぐには売却できなかったり、付与された株のうち単位株以下の端数は処理が若干面倒であり、日本の会社の方が良い点だと思います。以下参考までに。

→ SBI証券で 口座開設

→ 岩井コスモ証券で株式取引

 

配当カレンダーによる優良株の抽出

参考までに、上記観点で高配当株を見つける過程で、配当カレンダーをベースとして、現在も日々、優良株を抽出していますので、以下の記事で紹介します。

 

dokic2.hatenablog.com

 

ベトナム株全般の情報まとめ

参考までに、その他の投資と比較して、以下にまとめています。

dokic2.hatenablog.com

 

以上の情報は責任を負えるものではありませんが、ベトナム株への投資の参考にしていただければと思います。

2022年は世界市場でも、ベトナム市場でも辛い年でした。そのような中でも、配当実績があり、利益が伸びている高配当企業は信用できると考えています。