私の親は公務員で、お金でお金を殖やすなどあり得ないと教育を受けた真面目な人間だったのですが、海外駐在を経て、すっかりFXに目覚めてしまいました。
FX開始前に疑問に思ったことを、以下に整理しましたので共有します。
海外赴任に伴い、資産を整理→運用へ
海外赴任になり海外生活に大きな期待がある一方、家族帯同で来ることにより、日本では働いていた妻が会社を辞めざるを得なくなりました。家計的にも、2人で働いていた可処分所得が単純計算だと半分になるわけで、海外駐在員のくせにお金については当初かなり気にしていました。
しかし、会社によるとは思いますが、海外赴任により、国内の給与と現地の給与と分けて支給され、いろいろな手当や補助なども入り組み、投資用資金も確保できると思います。(あるいは金の出入りが激しいため頭がフリーズしていたか、)そこで投資を考え、赴任国のベトナム株を始めました。
以下参照
そんな中で、為替の影響が生活のための資金に大きく影響することに改めて気づきます。
例えば、年間100万円程度する子供の幼稚園費用の支払いの際に、ついこの間支払いしてたら100万円だったのに、今日支払うと、104万円になっていて、何もしてないのに4万円も損してるやんけ!ということが良く起きます。
他にも色々経緯はあるのですが、FXに改めて関心を持ちました。
そこで知ったのは、
1.FXは初期費用ゼロ
2.借金にはならない
ということです。
まあ今はハマりすぎて、投入金額は全くゼロとは程遠いですが・・・でもやってみないと、何事も分からない、と思ったものでした。
実際、初期費用はゼロでできます。
初期費用ゼロ円で、10万円の利益を上げて、それを出金することも可能です(トレードで勝てれば。負けてもゼロ円。)。
リスク管理に主眼を置けば、国内で少しやっていた株の信用取引よりも、だいぶ小額で、むしろ安全に取り引きできると分かりました。
その時、最初に感じた疑問など初心者の観点で、海外FX(*)について以下にまとめました。
*海外居住になると、日本国内のFX業者は利用できません。しかし、日本人向けの海外FX業者は利用できます。ここでの方法は、海外在住の私が開設可能な、海外のFX会社についてまとめます。
*日本の居住者でも海外FX業者を利用可能です。
FX開始前の疑問とその解消
まず、以下についてすごく簡単に、整理していきたいと思います。
1.失敗したら借金を抱えるのか
2.最初に大金を入金しないといけないのか
3.出金拒否があるか
4.税金はどうなるのか
5.詐欺業者で騙し取られるのでは
6.ずっと画面を見ていないといけないのか
7.家族に迷惑をかけるか
失敗したら借金を抱えるのか
答えは、ノーです。
理由は、海外FXを使う場合、海外FX業者は「ゼロカットシステム」があるので、借金をしない仕組みになっています。
これは、自分の証拠金以上の損失が出た場合、その損失額を補填してくれるサービスです。損失がマイナスになりそうな瞬間、強制的に取り引きが実行され、終了します。
これは金融商品取引法の規制で、国内FX業者には無い仕組みです。
私はこの情報だけで9割9分不安が払拭されました。
投入金額がゼロになるなら、1万歩譲って受け入れられても、マイナスになるとか、受け入れられません。なんでそんなことが日本の法律上存在しているのか、理解できません。
具体的は、金融商品取引法第38条に規定されていますが、損失補填を禁止することにより、国内FX業者の組織体質を矯正し、レバレッジ規制と併せてトレーダーの借金リスクを減らしてトレーダーを保護する意図があるとのことです。
また、毎回確実に、損切りのラインを設定しておくことで、資金がゼロになるリスクも回避できます。
しかし、他のサイトにしっかり記載していないですが、海外FXで、この借金かどうかの点で一つだけ問題だと思うのは、クレジットカード入金ができることです。
クレジットカードは借金です。
業者によりますが、カードでの最低入金額が5千円程度なので、かつ入金ボーナスがあったりして、調子に乗ってどんどん入金していくと危険です。自分でメモして管理するか、マネーフォワードなどの管理ツール(家計簿アプリ)を使うか、カードは他にも出金時のデメリットなどもあるので使用しないかと決めたら良いと思います。
最初に大金を入金しないといけないのか
答えは、ノーです。
むしろゼロ円から始めることができます。
それは複数の海外FX業者が、口座開設とともに証拠金をボーナスとしてくれるからです。例えば、自分が好きなGemforexという業者は、通常20,000円の証拠金をくれます!入金せずにFXを始められる、ということです。
なお、Gemforex の場合、銀行送金だと1円から入金できます。1取り引き約100円で始められるので、先程のゼロカットシステムと併せて、自分が想定していたよりもだいぶ安心して取り引きできます。
更に、Gemforexは、銀行送金手数料も、申請すると証拠金として還元してくれます。
前述のボーナス分は現金ではないので出金できませんが、ボーナスを元に生み出した利益は出金することができます。
海外FX業者は、1取引毎に手数料を載せており(スプレッド)、それが収益になります。そのため、ユーザーに取引をたくさんしてくれた方が良いから、このような仕組みがあります。
出金拒否があるか
普通にやっていれば、ノー。但し、以下の点を留意。
出金拒否の噂がネット上にいくつもあります。厳密に言うと、以下の整理。
1.悪質な取り引きを行ったトレーダーに対して出金拒否をする(優良な業者)
2.理由なく出金拒否をする(悪質な業者、詐欺)
1については、回避可能です。普通に取り引きをしている分には、規約違反になりません。規約違反の取り引きは、かなりテクニカルな取り引きであり、初心者ができるものではないです。その他、マネーロンダリングや、他人名義で口座を作るなどが該当するようですが、普通にやっていればあり得ないです。万が一自分の取り引きが、知らない間に規約違反になっていたとしても、日本語サポートがある海外FX業者も多く、それを知らせてもらえます。
2については、かなりあり得ることです。しかし、このご時世、SNSのパワーにより、悪質な業者がいた場合も、一気にその情報が広まることから、少しネットで調べれば、その業者が信頼のおける業者かどうかを自分で判断しやすくなっています。
また、金融ライセンスを持っているか、というこで信頼性を確認できるということです。でも本当にその会社がライセンスを持っているか確認するのも大変だし(バヌアツとかセーシェルのライセンスを調べる?)、また、ライセンスを持っていても信頼できるのかどうかは別の問題です。他の要素も合わせて調べる必要がありますが、素人にはかなり困難なので、結局、色々な人が使ってそうな業者ならたぶん大丈夫だろう、ということになるのだと思います。。。
他には、信託保全採用かどうかです。信託保全は、「投資家がFX業者に預けた資金を自社で管理せず、別の信託銀行に預けて管理する方法」です。FX業者が倒産した場合でも投資家への返金が保証されるということです。こうした仕組みを用意している会社は、きちんとした会社でしょう、ということです(本当にそうなのか、といのは疑ったらきりがないですが。。。)
何にせよ100%安心ということは無いと思うので、結局は、失っても問題無い金額しか投入しないことが重要です。そして、こまめに出金をする。
税金はどうなるのか
これは、結論的には税理士と相談してください、ということになってしまうと思います。日本居住者の税金は、インターネット上に色々掲載されています。しかし海外居住の場合は、国によって異なります。
→ベトナム居住の場合、KPMGの記事が参考になりそうですが、時代と状況にもよると思います。
詐欺業者で騙し取られるのでは
投資絡みの話は確実に詐欺業者がいると考えた方が良いです。海外FXでも、実際、出金拒否したり、約定拒否、故意に価格操作をする業者が存在するということです。
どうやって優良な業者を探すかというと、口コミやTwitterを見たり、ユーザーが多い有名な業者を選択することです。
前述の通り、悪質な業者がいた場合も、一気にSNSで情報が広まることから、調べやすい思われます。
責任とれるわけではないですが、私の場合は、色々調べた結果や自分の経験から、XMやGemforexは安心かと思っています。どちらも日本人に人気が高く、日本語サポートの品質もとても良いです。
ずっと画面を見ていないといけないのか
これもノーです。トレードのスタイルによると思いますが、会社員や主婦でFXをやっている方など、特に画面に張り付いていることなど無いと思います。
私もそうですが、画面を、仕事中や家族との時間、睡眠中などに急な変動があっても問題無いように、必ずストップロスを設定しています。
これを設定していれば、価格が自分が思った方向と逆に行ったとしても、自分が設定した価格で損失が収まることが分かるので、安心して放置できるし、夜も寝られます。
長く画面を見ても、動きに一喜一憂してしまい判断が乱れるので、私は、良いことは無いと考えています。
家族に迷惑をかけるか
これも人によると思いますが、イエスになりがち。
なので、しっかりとルールを決めてるような注意が必要と思います。
少しハマると、気になって仕方がなくなりますw トレードによっては、エントリーのタイミングが重要ですが、家族との時間と、トレードの時間をきっちり分けるなどの自己管理が重要と思います。反省を込めて。
またトレードが上手く行かないと、思った以上にイライラします。
当然、家族との生活のための資金は投入しないことが前提です。
海外FXの開始方法
以下のとおりです。
・海外FX業者を選ぶ
・口座を開設する
・口座へ入金する(口座開設ボーナスを利用すれば、入金なしで取引可能)
・トレード用のアプリ(MT4またはMT5、どの業者でも共通)をインストールする
・トレードを開始
海外FX業者を選ぶ
前述のとおりインターネットで調べることが殆どだと思いますが、ここでは、自分が信用した業者を紹介します。
以下3点が重要なポイント思います。
1.多くの人が利用した実績があるか、出金拒否など悪評が無いか
2.日本語の画面があり、日本語のサポートが受けられるか、日本円で入出金可能か
3.口座開設ボーナスがあるか、入金ボーナスがあるか
これらを踏まえ、次に私が信用できるかなと思った業者を参考までに記載します。
Gemforex(ゲムフォレックス)
日本人に最も信頼されている海外FX業者のうちの一つと思います。2010年に設立の歴史ある会社(つまり信頼されている)であり、なんと、経営陣4名中3人が日本人であり、スタッフの半数も日本人とのことです!
運営会社はニュージーランドにあり、同国の金融ライセンスを持っており安心。
全取引の99.99%が0.78秒以内に執行とのことで、約定力があります(これが重要で、約定できないと詐欺に等しいと思います。)。
会社が初心者にもやさしく分かりやすいサービスを目指しているとのこと。
また、自分が探す限りは、出金拒否の話が見つかりませんでした(システムバグと、悪質なトレードへの措置を除く)。
約150以上ものFX自動売買ソフト(EA)を無料で使い放題出来たりもします。
ゼロカットシステムは当然採用しています。
口座タイプですが、ボーナス対象はオールインワン口座なので、それを選択すると良いです。
XM(エックスエム、XM Trading)
最も多くの日本人が利用している海外FX業者と言われています。
週5日(FXは土日は休み)24時間の日本語の個別のカスタマーサービスで安心。
全注文の99.35%は1秒以内で約定されるとのことで、約定力があります。
また、自分が探す限りは、出金拒否の話が見つかりませんでした(これも悪質な取り引きへの措置を除く)。
ゼロカットシステムは当然採用。
留意点ですが、私の場合、XMは住所証明ができず、当初口座開設できませんでした。海外駐在員でサービスアパートに居住しているため、電気代などの支払明細がありませんでした。日本の運転免許証やパスポートの最終ページでも不可。
あとで分かったのですが、銀行の取引明細書は受付可能で、通常は住所の記載が無いと思いますが、銀行に依頼すると、特別に発行してもらえます。私の場合、VP Bankに依頼して、銀行で3万ドンほどかかりましたが、住所記載の取引明細書を発行してもらい、XMが受け付け、開設ができました。逆にプロセスがしっかりしているということなのかもしれません。
口座タイプですが、まずはスタンダード口座が良いと思います。
口座に入金する
口座開設ボーナスがある場合は、まずそれで試しにやりましょう。
また、デモ用の口座もあるので、それで練習しても良いと思います。
殆どの業者が、銀行振り込みか、クレジットカードでの入金ができます。
・銀行振り込み(ベスト)
○:多くの場合、即時反映される(銀行の条件に依存するが、いまや24時間対応)。手数料分も申請により入金に反映してくれる場合がある(Gemforexなど)
何よりも安全。
✕:銀行のメンテナンス等条件により即時反映されない場合もある。
・クレジットカード
○:即入金が反映
✕:一度もトレードしてなくて出金する場合、手数料がかかる場合がある(カードの現金化を疑われる)。ウェブサイトにカードの登録が必要である分、若干安全性に疑問。
・その他
業者により、ビットコインや、bitwallet(ビットウォレット)など他にも入金方法があります。bitwalletなどは徐々に対応できなくなっているようです。
トレード用のアプリ
FXトレードには、どの業者でも共通のMT4またはMT5というツールがあります。ほとんどの人は、アプリでトレードしていると思います。
デモ口座でも、リアル(LIVE)口座でも同じやり方(IDとPWは異なる)です。
MT4かMT5はどちらも良いですが、まだMT5に対応していない業者や自動売買システムがあり、MT4が主流です(Gemforex もリアル口座はMT4のみ。)。
MT4の導入方法は、以下が参考になると思います。(各業者HPにも掲載)
<iPhone版> →App Store (MT4)
<Android版> →Google Play (MT4)
トレードを開始
アプリにログインできたら、トレードを開始します。
トレードを行うには、通貨のペアを選ぶ必要があります。どれでも良いですが、やはりドル/円がもっと情報が入りやすく、感覚的にも分かりやすいと思います。
トレード可能な時間は、土日を除く、24時間です。
どの程度の金額でトレードするのが良いでしょうか。最初は、0.01でトレードすると良いでしょう。この場合、0.1円(10pips)為替が変化すると、100円の損益となります。
0.02だと同様の変化で、200円の損益
0.05だと500円、0.1だと1,000円…となります。
トレード手法
FXのトレード戦略は世の中に多くありますが、最後に私が参考にした本を紹介します。
以下の本は、ボリンジャーバンドというテクニカル手法を、成功した複数の投資家が使った色々な方法を紹介しています。実際の使い方の紹介なので、同じ手法を自分でも簡単に試してみることができます!この中から、自分に合うトレードスタイルを選べば良いと思います。
Amazon Kindle Unlimitedで読むことができるので、とてもおすすめ。
最後に
いかがだったでしょうか。
・失っても良い余裕資金しか投入しない
・必ずストップロス(損切りライン)を設定する
・マイルールを作って、常に見直し、それに従ってトレードする
この3点が重要と思います。資金管理を徹底して、常にリスクを管理てトレードしましょう。本記事が少しでも参考になれば幸いです。