ベトナム株をしばらく続けていると、配当の無償割当等により、期せずして、単元株未満の端数の株を所有する羽目になる状況が出てきます。
それに加えて、2021年1月4日より、ホーチミン証券取引所の売買単位が10株から100株に変更となりました。ぼーっとしてたら、いきなり10～90株といった単位でも端数扱いとなり、こうして出てきた端数の処理が疑問だったので、調べた結果のメモを共有します。
＊2022年9月12日より、HOSEでも単元未満株の注文ができるようになりました。そのため、以下の記事は過去のものになります。
SSI証券での処理方法
私はSSI証券を使っているので、そこでのみ適用される方法です。
ベトナムにいる場合は、SSI証券の最寄りの支店に行くと、毎月6日に売却（SSIが買い取る）できます（←更新しました。）。ルールが頻繁に変わるので最新の情報は、担当ブローカーに聞くべきです。
パスポートの提示と、書類にサインが必要です。SSIの担当者曰く、手続き実行後、10日間以内に処理され、処理される日のストップ安の価格で売却されます（ブローカーや店舗にいる担当者の説明と若干異なったのですが、大体こんな感じです。）。私は実際、7月20日に手続きして、23日に売却されたことを確認しました。
なお、手数料が通常の売却よりも2倍発生します。
この方法はSSIの対応で、各証券会社で対応が異なると思います。日本のSBI証券は、有無を言わさず売却してくれるみたいですね。。ｗ （私は無駄に所有しているのが嫌だったので、いいな～と思っていました。）
また、SSIのWeb Tradingサイトを見ると、ユーティリティ→端数の売却ができそうに見えます。担当者曰く、オンラインで端数売却（SSIが買い取る）ができる場合、実行日の1～2週間前に顧客にメールするとのことですが、そのような通知が来たことは未だ無いです。。
ちなみに、HNXとUPCoMは1株単位で通常通りオンラインで売却可能です。
単元未満株の処理の動向
特にHOSEは2021年1月4日より100株に変更となり影響が大きかったですが、財政省は同年7月26日付公式レター（8225/BTC-VP）において、国家証券委員会に対して単元を10株に戻す可能性の緊急調査を指示しています。
2020年末から過剰な注文が来て処理が混雑したので、10株から100株に単元を変更する手法をとったとのこと。同時に、2021年7月5日からFPTのソフトを使用することにより、逼迫した状況の改善を試みました。（参照）
まあ、仮に単元が10株になっても1～9株の処理は残るので、その場合は上記方法で（こうなったらただスッキリしたいだけｗ）。
ベトナム株の総合情報については、以下に整理しています。
dokic2.hatenablog.com
以上です。
