アジアンプリンス日記

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ベトナム駐在員のメモです。遊び先、金融、不動産、法律、レストラン、生活、日々蓄積した情報で、ベトナムに関わる方の役に立てれば幸いです。(上記の「アジアンプリンス日記」をクリックすると、記事一覧を見ることができます。)

ベトナム赴任で変圧器をどこで入手するか

ベトナム赴任にあたり、変圧器を事前に日本で購入するか、さらにはどのようなタイプを購入すべきか非常に迷ったので、メモを共有します。

ベトナムの電圧は220vで、日本の電圧は100vのため、日本の電化製品を使うなら変圧器が必要です。

 

結論から言うと、変圧器は日本での事前購入は不要と思います。LiOAという会社の変圧器がベトナムでは出回っています(ハノイだけかもしれませんが、他のメーカーはほとんど見たことが無いです。)。私の場合は、妻が参加した不用品を少額で売買するコミュニティがあり、そこで3つ中古品を入手できました(現地に来たらそのようなコミュニティがいくつかあります。)。3つ入手できたのは、ちょうど年度末に引っ越してきたので、それが良かっただけかもしれませんが。

 

うちの変圧器は以下のサイトに掲載されているものです。先ほどのコミュニティで出回っていたものもこれと同じだったので、ほとんどの在ハノイ日本人家庭はこれを使用していると推測します。

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LiOAウェブサイトから抜粋

上記の表が参考になります。

出典:1 phases low voltage transformer(LiOA公式ウェブサイト:英語)

出典2:製品仕様・価格リスト・正規店情報(LiOA公式ウェブサイト:ベトナム語)

昔旅行用に購入した変圧器を一応持ってきていたのですが、上記LiOAの使い方を調べているうちに、旅行用では全く役に立たないことが判明しました。

注意点としては、このタイプの変圧器は、OUTPUTの口が2つ(100Vと120V)です。一方の口が正解で、もう一方の口に差し込むと、はるばる日本から持ち込んだ大切な家電が一瞬で成仏します。

(実際にはすぐには壊れないようですが。)しかし、変圧器無しで日本製家電をベトナムの電源に差してスイッチを入れた場合は、いとも簡単に壊れる、単身赴任の同僚が奥さんが遊びに来た時にそれをやられて凹んでました。

 

それでOUTPUTの口の正解ですが・・・

 

100Vです。

 

 

kVAについて

もう一つの疑問は、kVAはどのような基準で選ぶかということですが、厳密なことはわきに置いて、kVA = kWと考えます。使用する日本製の家電製品の裏に消費電力が記載されているので、その数字と照合します。

今更免責事項ですが、私は専門家ではないので一切の責任を持った発言はできませんが、以下のサイトを参考にさせていただきました。

 

変圧器、変換プラグの選び方/カシムラ

 

抜粋すると、ドライヤーや電熱器具(アイロン等)は、消費電力の3倍をカバーする変圧器が必要であり、さらに30分以上使用する場合は、消費電力の1.25倍をカバーする変圧器が必要とのこと。

 

使用例

ちなみに、私の家では、変圧器を使用しているのは以下製品です。

  • 空気清浄機×2(ベトナムは空気が悪いので、そっこうで使用したかった)
  • ホームシアタースピーカーのサブウーファー(メインのバースピーカーの方はPCの様に機械自体に変圧器がついていました。)

なので特別な消費電力に特別な係数は考慮してません。このページの頭に掲載したLiOAのウェブサイトの表を参照すると、一番小さなスペックでも0.2kVAのため、一番小さな変圧器でも問題ない、というのが結論でした。でも選べるならそれほど値段変わらないはずなので、高いスペックの方が念の為良いと思いますが。

 

購入場所

前述のコミュニティで入手できない場合でも、ハノイの街中に、LiOAの代理店があります。ローカルスタッフやレジデンスの受付に確認したらすぐに教えてくれるはずです。

Googleマップで、LiOAと検索すると、最寄りの代理店も見つかると思います。

代理店は、以下のような感じです。

 

ちなみに、家電量販店(Nguyen Kim やMedia Mart)には、私が探した時は見つかりませんでした。

 

また、以下に製品価格と正規店舗の場所・電話番号も掲載されています。ハノイには正規店が2店舗あります。ここが確実だとは思います。

 出典2:製品仕様・価格リスト・正規店情報(LiOA公式ウェブサイト:ベトナム語) 

*Royal CityにLiOAのショールームがあります。(ただ、先日行った際、変圧器は置いてませんでした。店員に聞けば変圧器は手配できるとは思います。ベトナム語にはなりますが。。)

 

また、ここ数年でオンラインショッピングが急速に発達しています。Lazada(ラザダ)がNo.1のシェアで、英語もあります。Lazadaの検索ボックスにLiOAと入れるとすぐにヒットします。

例えば、これとか。

 

変圧器がどこまで必要か 

最近はベトナムで日本製の家電を買うことも容易なので、現地で家電を買えば、変圧器は必要無いです。イオンなどで購入して、帰任の際は中古を売ることも容易です(前述の日本人コミュニティや、ベトナム人も日本製品が大好きなのですぐ販売先が見つかります。)。

ちなみに、私の場合は、絶対に必要だと思ったのは、小さな子供のための空気清浄機でした。日本から持っていきましたが、変圧器の入手が不安だったので、ベトナムでも一台購入しました。家族帯同に合わせ、イオンモールで購入。除湿器もイオンモールで購入しました。なお、Panasonicの最高性能ドライヤー(ベトナムでは空気もシャワーの水も綺麗とは言えないためドライヤーもこだわる。。。)もイオンモールで購入。家族来てから土日のイオンモール率が半端ない。

その他、トースター、ミキサー、炊飯器、鍋用のホットプレートなどを現地購入しました。サービスアパートに既設のものもあるとは思います。

日本のメーカーのしっかりとした製品は、ベトナム市場向けで、感覚的には品質・価格ともに日本と同様です。海外市場向けの輸入品(iPhone、車、アディダスなど)は日本市場と比べて高いですが、それらとは異なると思います。

 

ちなみに、以下の製品はグローバル仕様で(概ね)変圧器不要です。

・スマホ、PC、ホームシアタースピーカー、電気シェーバー、ワイヤレスイヤホン、Kindle

 

 

コンセント

ちなみに、コンセントの形状ですが、日本と同じ形状で使用できるところがほとんどだと思います。が、たまに、私の家のように古くからある建物では、同じ形状では使えません(以下参照。)。なお、この形状は、3つある穴の上の1つの穴に、鍵(感電しないです)でも何でも指すと、穴の中の突起が下がり、下の2つの穴にコンセントを挿せるようになります。

ベトナム コンセント 形状

なので、タコ足用の電源タップ(それもLiOA製)を購入し、使用しています。スーパー、ミニマート、電気屋などどこにでも売っています(以下参照。)。LiOAの電源ダップは、事務所、家庭、学校どこでも見かけるので、間違いないですね。

ベトナム 電源

 

先程のLazadaの中にもLiOA製品がかなり豊富にあり、電源タップもあります。

LiOAの電源タップ(Lazada)