先日、ベトナム大使館からのメールで、『ハノイ市ランドン電球工場の火災に伴う注意喚起』というメールがきました。本文は以下のリンクで確認できます。
外務省 海外安全ホームページ|現地大使館・総領事館からの安全情報 詳細
外務省のたびレジに登録しているか、在留届を提出していれば、メールが来るようになっています。ハノイ在住でこうした情報を大使館が発信してくれるのは、非常に重要だと思います。本件は、汚染物質の影響があり、同現場から半径1キロメートル以内で栽培された食品及び水源とする水を摂取しないよう呼びかけているとのこと。ハノイの環境問題は深刻であり、生活水にも影響するため、心配していました。
それで、事故のあった場所はどこなんだ、と思ったわけです。
メールには、「ハディン町」と「ハノイ市内ホアンキエム湖から西に約7Km」と記載があります。
よく分からないので、GoogleマップでRANG DONG LIGHT SOURCE & VACUUM FLASK JOINT STOCK COMPANYを検索すると以下の場所が出ます。どう見ても、ホアンキエム湖の西ではありません(把握していませんが、Googleマップの示しているポイントは火災のあった工場ではなく事務所なのかもしれませんが。)。火災の場所はここではないです。
大使館のメールには、場所を分かりやすく記載して欲しいものです。
ハディン町人民委員会による注意事項として、以下のことを記載しているため、特に場所の特定をして欲しいです。
---メール抜粋---
4 火災現場から,半径1キロメートル以内で栽培された食物(野菜,果物,肉,魚)は摂取しないこと。また,半径500メートル以内で栽培された野菜や果物は処分する。
5 子どもや高齢者,病人については,1~10日間,汚染された区域から避難することを推奨する。
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ハディン町は、以下の地区です。ベトナム語のニュースサイトやベトナム人スタッフに確認して、やはり火災があったのはこの地区です。
まあGoogleマップで会社名から場所を特定しようとするのもいけないのですが、 一方で、ハディン町も「ハノイ市内ホアンキエム湖から西に約7Km」っていう表現ではなく、「南西」とか言って欲しいです。細かいですかね。
しかし、火災のあった倉庫から半径500メートルは空気中の水銀濃度が危険な水準にあるため対応が必要、、、なんてニュースもあるし、正確な情報を周知することは重要なことと思います。
Rang Dong(ザンドン)は大手メーカーですが、火災の損害を$6.4 millionと見積もっているそうです。当初水銀の放出を隠蔽しており、それを政府に指摘されました。見積り以上の損害が出るような気がします。以下参照ニュースサイト。