アジアンプリンス日記

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ベトナム駐在員のメモです。遊び先、金融、不動産、法律、レストラン、生活、日々蓄積した情報で、ベトナムに関わる方の役に立てれば幸いです。(上記の「アジアンプリンス日記」をクリックすると、記事一覧を見ることができます。)

SSI証券が発表する推奨銘柄について:ベトナム株

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私はベトナム株ではSSI証券を利用しており、担当ブローカーが、たまにショートメールで推奨銘柄を送ってきます。よくよく聞いてみると、SSI Researchが分析しており、それを基に紹介してきていると理解しました。

SSIはベトナム最大手の証券会社であり、その推奨は一定の影響力があると思います。それだけが全てではないですが、フォローする価値があると思ったので、以下に共有します。

 

SSIの銘柄分析

SSIには、SSI Researchという研究調査部門があり、企業や業界などのレポートを発行しています。

最近はGoogle Chromeの翻訳精度も向上しており、それを使えばなんとなく分かると思われます。解読できなくても、銘柄の評価とその目標価格を出しているので、それだけで参考になります!

SSI Research

 

 

レポート発行後の株価の動きを見るため、8月のレポートの抜粋を以下にリスト化しました。

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8月から10月5日現在時点までの株価の動きを見ています。

アンダーパフォームのACVと、報告書発行日で目標価格を株価が上回っているMSN、評価が記載していない銘柄はグレーアウト。

目標価格が記載していない銘柄は、7月発行の『ベトナム株式市場の見通し 2021年下半期と2022年』から流用しています。

こうしてみると、銀行株以外は、いい感じの動きが2ヶ月弱でありました。なお、同期間でVNINDEXは殆ど変化していません。

 

レポートのダウンロード

概要はウェブページで見られますが、レポート自体はダウンロードとなりますが、そのためにはログインが求められます。ただし、システムがあまり上手く機能していません。登録のEメールアドレスとアプリへのログインIDとのことですが、ログインできないと思うので、パスワード初期化(を何回かw)すると、私はログインできました。

ですが、ウェブページの概要だけで十分と思います。

 

毎月の動画で推奨銘柄をリストアップ

また、以下のとおり動画でも毎月市場動向と推奨銘柄を発表してくれています。

<SSI Researchの9月の戦略レポート動画(BÁO CÁO CHIẾN LƯỢC THÁNG 09/2021)>

 

ベトナム語なので、理解できない人が大半だと思います。。。

が、最近のYoutubeはすごくて、字幕を出すことができ、更にそれを日本語に自動翻訳できます。また、文字起こし機能もあり、それをGoogle Chromeのブラウザ機能で日本語にするのも良いと思います。

翻訳精度は正直かなり低いですが、なんとなく雰囲気は掴めると思います😅

 

しかし何よりも、後半に差し掛かったあたりで、その月の推奨銘柄リスト(動画の9:16あたり、Danh sách cổ phiếu khuyến nghị)を出してくれます。画面で出してくれるので、聞き取れなくても問題ないです。

なお上記は9月8日の動画ですが、そこで出されていたリストは以下になります。右側の<追記箇所>は私が追記した情報です。

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水色が上昇した銘柄です。外国人保有率の上限に達してる銘柄はグレーアウト。

マイナスは赤字で記載。2つとも最近調子がかなり良かった海運銘柄ですが、既にアウトパフォームし過ぎていたからかな、、という感じがします。

よく見ると、MSNの目標価格が、前述のレポートから短期間でかなりアップデートされています(ちゃんとレポートに記載して欲しいですが)。

その他、9月の動画内にありますが、8月の推奨銘柄の中には、9月時点でより大きなパフォーマンスを発した銘柄がいくつかありました(PLC、NKG、HAH、SGP)。

 

<参考:Youtubeの字幕表示のボタン>

・字幕設定:画面右下の赤丸の箇所から設定します。日本語へ自動翻訳が可能です。

・文字起こし:画面下の別の赤丸にある、「・・・」の箇所から起動します。上図のように、右側に文字起こしが出現します。Google Chromeであれば、ブラウザの機能で、上図のように翻訳が可能です。翻訳精度は見てのとおりですが。。。

 

まとめ

SSI Researhが銘柄をピックアップして会社のレポートを発行している、目標価格が記載している、そして、Youtube動画で推奨銘柄を出しており、かなり参考になると思います。

もちろんそれだけを参考にすぐ買うのは良くないですが、SSIの評価は恐らく一定の影響力があります。

上記で見てきましたが、発表時点で既にかなり上昇している銘柄(上記の例では銀行、海運)はその後の動きはあまり良くないかもしれません。